コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

オナガ Cyanopica cyanus; azure-winged magpie

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オナガ
Cyanopica cyanus; azure-winged magpie

スズメ目カラス科。全長 34~39cm。体は灰色で,頭は黒く,,尾は灰青色。尾が長い。平地から低い山地にある市街地,公園,庭などの林に生息し,繁殖期以外には 10羽から数十羽の群れをなす。繁殖期もつがい同士が近くに集まってそれぞれの巣をつくり,敵に対して協同で防衛する。昆虫や木の実を食べる雑食性。普段は「くぅーい,きゅうーい」と鳴き,警戒するときは「ぎゅーい,きゅいきゅいきゅい」などとけたたましく鳴く。ロシア東南部,東アジア分布する。かつては遠く離れたヨーロッパ南西端のイベリア半島に分布する鳥 C. cooki も同種と分類されていたが,遺伝子の分析などにより別種となった。季節的な渡りはほとんどしない。日本ではかつて九州地方の一部や本州で見られたが,今日では本州の中部以北だけに分布している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

オナガ

カラス科の鳥。翼長14cm。頭部は黒く,背面は灰青色で尾は長く20cmほど。東アジア一帯およびイベリア半島に分離した分布地がある。日本では本州中部以北に局地的に分布。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オナガ
おなが / 尾長
azure-winged magpie
[学]Cyanopica cyana

鳥綱スズメ目カラス科の鳥。カラス科としては小形で、全長は約37センチメートルあるが、そのうち尾が半分を占めている。頭部上半が黒く、上面は灰青色、下面は灰白色で、尾羽は中央のものほど長くて、中央の2枚は先端が白い。雌雄同色である。日本から中国北部にかけてと、スペイン、ポルトガルの2地域に遠く離れて分布することで知られる。普通は20~30羽の群れで村落、住宅地、雑木林などを回って歩く。雑食性で昆虫などの小動物と木の実を食べ、果樹園に害を加えることもあり、庭に給餌(きゅうじ)すればパンや牛脂も食べる。樹上に細枝や蘚(せん)類で椀(わん)状の巣をつくり、6~7個の卵を産む。わが国では埼玉、千葉、兵庫、佐賀県に分布していたが、近年になって西日本ではみられなくなった。一方、東日本では分布を広げ、本州の東半分でみられるようになってきつつある。[浦本昌紀]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

オナガの関連キーワードチェランガニ山地ドゥクラングールダイアナモンキーサバンナモンキーオレオピテクス深山細花天牛トクモンキーモナモンキーマンドリル新世界ザルオナガザル旧世界ザル獅子鼻猿黄色狒々浦本昌紀赤毛獮猴狭鼻猿類獅子尾猿赤毛猿マカク

オナガの関連情報