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オリョール Orël

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オリョール
Orël

ロシア西部,オリョール州州都モスクワの南南西約 350km,オカ川上流にオルリク川が流入する地点に位置する。1564年タタール人に対するモスクワ南方を固める要塞として建設され,19世紀には商業で栄えた。中心市街はオカ川左岸の丘陵上に広がり,オルリク川南岸とオカ川右岸は新興住宅地と工業地帯になっている。機械(食品工業用設備,農業機械,時計),皮革,建設資材,繊維,食品などの工業がある。イワン・S.ツルゲーネフの生地で,その生家が記念博物館となっている。教育大学がある。第2次世界大戦の激戦地として知られる。モスクワとウクライナのハリコフを結ぶ鉄道,ハイウェーが通る。人口 31万7854(2010)。

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百科事典マイペディアの解説

オリョール

ロシア西部の同名州の州都。モスクワの南約350kmにあり,オカ川に面する交通の要地。機械工業のほか紡績,製靴などが行われる。1564年創設。ツルゲーネフの生地。

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世界大百科事典 第2版の解説

オリョール【Oryol】

ロシア連邦,ヨーロッパ・ロシアの西部,同名州の州都。オカ川とその支流オルリク川の河畔に位置する鉄道の重要な分岐点。人口34万7000(1993)。1566年,国境南辺防衛の要塞として創建された。ピョートル1世時代にロシア最初の帆布工場がつくられ,18~19世紀商業地として栄えた。第2次大戦中はドイツ軍に22ヵ月占領され,破壊された。機械・衣料・食品加工業が行われ,ツルゲーネフの生家が博物館として残る。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オリョール
おりょーる
Орёл Oryol

ロシア連邦西部、オリョール州の州都。オカ川にオルリク川が流入する地点にある。人口34万6500(1999)。機械(繊維、皮革、製靴、ガラス、食品工業設備、道路建設用機械、農業機械部品、時計、電算機)、食品、建設資材工業などのある工業都市。市の起源は1566年、モスクワへのタタール人の来襲を防ぐ要塞(ようさい)がつくられたことに始まる。18、19世紀に商都として栄え、各種の手工業製品も生産された。ロシア革命(1917)後、工業都市となった。市街はオカ川左岸の丘陵にあるが、近年市街地が拡大し、オカ川右岸、オルリク川南岸に新興工業地帯と住宅地が延びている。作家ツルゲーネフの生地で、その生家が博物館になっている。教育大学があり、鉄道の分岐点で、モスクワ―ハリコフ(ウクライナ)を結ぶ幹線道路が通っている。第二次世界大戦の激戦地。[中村泰三]

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