カタック(その他表記)kathak

デジタル大辞泉 「カタック」の意味・読み・例文・類語

カタック(Cuttack)

インド中東部、オリッサ州都市。1948年まで同州の旧州都。マハナージ川デルタの頂部に位置し、河港をもつ。15世紀から16世紀にかけてヒンズー教ガジャパティ朝の都が置かれた。繊維業、製紙業などの工業が盛ん。国立稲作研究所をはじめ、大学や教育機関が多い。カタク

カタック(〈ヒンディー〉kathak)

インド北部地方に広く伝承されている舞踊。あいさつの部分、複雑なステップを踏む部分、黙劇的部分の三つから構成されており、足首にはそれぞれ100個以上の鈴を巻きつけて踊る。

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精選版 日本国語大辞典 「カタック」の意味・読み・例文・類語

かた‐つ・く

  1. 〘 自動詞 カ行五(四) 〙 ( 「つく」は接尾語 ) かたかたと音がする。

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改訂新版 世界大百科事典 「カタック」の意味・わかりやすい解説

カタック
kathak

インド北西部地方に広く行われている舞踊。起源や成立は不詳。《ナーティヤ・シャーストラ》を基本とするヒンドゥー教社会におけるインドの舞踊の特徴と,ムガル王朝期のペルシア的な舞踊の特徴を兼ねそなえた舞踊である。歴史的には16世紀から18世紀にかけての細密画の中に,カタックの前身といえる舞踊の絵があり,その後,現在のカタックへと発展していったことがうかがわれる。カタックには,他のインドの舞踊ほとんどすべてにみられる膝を深くまげた姿勢がなく,踊り手は背筋や脚をまっすぐにのばして踊る。動きの特徴はジャンプと旋回である。アマダという序の部分に続いて,トラ,トゥクラ,パラナのヌリッタnṛtta(純粋舞踊)が踊られる。インドの舞踊の特徴であるアビナヤabhinaya(表示的な舞踊)の踊りも含まれていて,クリシュナ神の物語が多い。
インド舞踊
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カタック
Cuttack

インド東部,オリッサ州の旧州都(1956年まで)。人口53万5139(2001)。市の北西には10世紀の城塞の遺跡があり,16世紀以降オリッサの中心地として栄えてきた。マハナディ川デルタの頂点部にあり,河港をもつ。米,木材皮革集散のほか,著名な金・銀細線細工,綿・絹織物などの伝統工業に加えて,郊外のチョウデュアール工業団地にはパイプ鋳造,織布,製紙などの近代工業が立地。インド稲研究所がある。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カタック」の意味・わかりやすい解説

カタック
kathak

北インド,ガンジス川流域を中心に伝わるインド四大古典舞踊 (→インド舞踊 ) の一つ。カターカリと同様に「物語」を語源とし,主としてクリシュナ神と牛飼い女ゴーピーの物語を舞踊化したもの。ジャイプル派とラクノー派がある。初め寺院で行われる宗教舞踊であったが,16世紀に入ってムガル帝国の宮廷舞踊に取入れられ,イスラム風の,貴族的で優雅な舞踊となった。足のくるぶしに鈴をつけてテンポの速い足踏みや回転をし,対照的に一瞬動きを止めて作る型など,さまざまなヌリッタ (意味をもたない動態) をみせる。

カタック
Cuttack

インド東部,オリッサ州東部の都市。カタック県の行政庁所在地。 1948年までのオリッサ州の州都。ブバネスワルの北約 20km,マハーナディ川三角州の頂点に位置。 13世紀初期に城と町が建設され,1568年にアフガン勢力,90年にムガル帝国,1751年にマラータ王国,1803年にイギリスの支配下に入り,その間一貫してオリッサの首都であった。商業中心地で,金銀細工と角細工で知られ,繊維,紙,鋼管,ガラス製造も行われる。宮殿や寺院が多く残り,オリッサ州高等裁判所や,ウトカル大学 (ブバネスワル) の多くのカレッジがある。人口 40万 2390 (1991) 。

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百科事典マイペディア 「カタック」の意味・わかりやすい解説

カタック

インド東部,オリッサ州の都市。マハナディ川三角州に位置する河港。商業の中心。繊維工業,金銀細工が行われる。大学(1943年創立)がある。66万3000人(2011)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「カタック」の意味・わかりやすい解説

カタック
かたっく

カタク

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