カタルニャ(英語表記)Cataluña

世界大百科事典 第2版の解説

カタルニャ【Cataluña】

スペイン北東部の地方。ヘロナバルセロナレリダ,タラゴナの4県からなる。中心都市はバルセロナ。公用語として,住民の7割が話すカタルニャ語(カタロニア語)とカスティリャ語(一般にスペイン語と呼ばれる)が併用されている。北部から中央部へかけては,ピレネー山脈東端とそれに続く山脈が連なり,地形は起伏に富み,平野は少ない。気候は海岸地帯が地中海性気候で温暖であるが,内陸部は寒暑の差が激しく,さらにピレネー山脈一帯は冷涼多雨である。

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世界大百科事典内のカタルニャの言及

【イベリア半島】より


[地史,地質]
 半島の大部分は先カンブリア紀に形成されたが,半島の基盤となったイベリア中央山塊は,古生代後期のヘルシニア造山運動により形成された。ヘルシニア造山運動の営力の軸は北西から南東方向に向き,エブロ山塊,カタルニャ・バレアレス山塊,ベティカ・リフ山塊を同時に形成している。中生代の造陸運動,浸食作用,海面変化を経て,今日の半島の基本的な構造を形成したのは,新生代のアルプス造山運動である。…

【オリバ】より

…スペイン北東部カタルニャの貴族で,同地方のビック市の司教。カタルニャの一部であるセルダニャの伯爵の子として生まれ,カタルニャ統一の祖ビフレド1世の曾孫にあたる。…

【フェリペ[4世]】より

…宿敵フランスとは長年にわたって激しい対立抗争を続けてきたが,形勢は日増しに悪化し,オリバレスの失脚後,その後を継いだ新しい寵臣ルイス・デ・アロLuis Menéndez de Haroは,ピレネー条約(1659)によってスペイン,フランス国境周辺のロセリョン,セルダーニャ両地方を失うなど,ルイ14世に屈服した。国内では,オリバレスの強圧的な中央集権化政策に反発して,1640年からカタルニャ,ポルトガルをはじめ,アンダルシア,アラゴン,シチリア,ナポリなどで相次いで反乱が起こった。このうち,カタルニャは一時フランスの保護国となるなど紛争は長期化し,52年になってようやく鎮圧された。…

※「カタルニャ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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