カツオ(鰹)(読み)カツオ

百科事典マイペディア 「カツオ(鰹)」の意味・わかりやすい解説

カツオ(鰹)【カツオ】

サバ科の魚。地方名マガツオ,カツ,若魚はトックリなど。全長1mにも達するが,ふつう漁獲されるのは40〜65cmくらい。体は紡錘形で,背側は暗青色,腹側は銀白色生前は不明瞭であるが,死後すみやかに4〜10条の青黒色の縦帯が現れる。全世界の暖海分布。日本では太平洋側に多い。北半球では春になると北方へ回遊する。遊泳力が強く,時速100kmにもなる。カツオ釣船により一本釣で漁獲。鮮魚は刺身その他にして賞味されるほか,鰹節なまり節,缶詰などに多量に消費される。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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