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カビ(黴) カビ

百科事典マイペディアの解説

カビ(黴)【カビ】

菌類の中で本体である菌糸の集りが著しく目だち,繁殖器官の子実体が微小であるか,これを欠くものをいう。外見に基づく一般的呼称で,分類学的には厳密にしえない。鞭毛菌類(ミズカビ等),接合菌類(ケカビ等),子嚢菌類(アオカビ等),不完全菌類(ミズムシキン等)など,菌類の主要分類群すべてに見られ,淡・海水中,空中,地中,動植物体上など,いたるところに生じる。
→関連項目植物菌類病真菌

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世界大百科事典 第2版の解説

カビ【カビ(黴) mo(u)ld】

外見的な形態によって一群の菌類に対して与えられた一般名称。キノコイーストという名称と同様,分類学的な意味はもたない。日本の梅雨ごろから秋にかけての湿度の高いとき,いわゆる〈かびる〉といった現象を起こす菌類(主として糸状菌)を指し,体制の主体は糸状の菌糸細胞であり,そこで形成される各種の胞子もふくまれる。キノコとの差も明りょうなものではなく,糸状に発育したキノコも外見からカビと称されることがある。とくに,家屋土台などに一面に生える木材腐朽性のナミダタケなどのキノコの場合は,まったくカビ状である。

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