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カンアオイ

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百科事典マイペディアの解説

カンアオイ

関東,中部の山中の林内にはえるウマノスズクサ科の常緑多年草で,全草に強いにおいがある。葉は節のある細い根茎の先に1枚ずつついて株をつくり,卵形または広卵形で厚く,長さ6〜10cm,上面は深緑色で,ときに白紋がある。
→関連項目アオイ(葵)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カンアオイ
かんあおい / 寒葵
[学]Asarum nipponicum F. Maekawa

ウマノスズクサ科の常緑の多年草。茎は地に伏しごく短く、先端から暗紫色の長い柄がある卵状楕円(だえん)形で、基部が心臓形の葉を毎年1枚ずつ出す。葉の表面には普通は雲紋状に斑(ふ)が入る。なお、この葉に日本特産のギフチョウが産卵する。3枚の萼片(がくへん)は下半部で癒着し、鐘状の萼筒を形成する。萼筒の入口には環状に鐔(つば)が発達する。雄しべは12本で、短い花糸があり、子房の上に2輪に配列する。雌しべは6本で、花柱の背部が上方に角(つの)状に伸びる。子房は上位。10~12月に開花する。関東地方南部から静岡県東部、三重県朝熊山(あさまやま)周辺の山地の林床に生える。地理的分化がみられ、2、3の変種が知られる。その一つのアツミカンアオイは紀伊半島南部に分布し、葉の表面が著しく落ち込む。またスズカカンアオイは葉脈がわずかに落ち込み、表面に霜降り状の斑がみられ、静岡、愛知、三重、岐阜県に分布する。これらは2~3月に開花する。[菅原 敬]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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