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カールフェルト Erik Axel Karlfeldt

百科事典マイペディアの解説

カールフェルト

スウェーデンの詩人。北欧新ロマン派を代表する詩人の一人。詩集に《フリドリンの歌》《フリドリンの楽園》《フローラとポモーナ》《秋の角笛》など。故郷の自然や人情を知的な香りのたかい抒情詩にうたった。

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世界大百科事典 第2版の解説

カールフェルト【Erik Axel Karlfeldt】

1864‐1931
スウェーデンの詩人。《荒野と愛の詩集》(1895)から《秋の角笛》(1927)にいたる六つの詩集がある。郷里ダーラナを愛し,その自然と人情を知的な抒情詩にうたいあげた。1904年スウェーデン・アカデミー会員,12年以降常任事務総長に就任,現職のまま死去。死の直後,固辞していたノーベル文学賞を贈られた(1931)。工業化のさなかにあって,郷土文化保存運動の担い手でもあった。【田中 三千夫】

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大辞林 第三版の解説

カールフェルト【Erik Axel Karlfeldt】

1864~1931) スウェーデンの新ロマン派の民族詩人。故郷ダーラルナ地方の自然を抒情味豊かにうたった。代表作「フリドリンの歌」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カールフェルト
かーるふぇると
Erik Axel Karlfeldt
(1864―1931)

スウェーデンの詩人。ダーラナ地方の農村出身。『荒野と愛の詩集』(1895)から『秋の角笛(つのぶえ)』(1927)に至る6編の詩集のなかで、音楽性の高い叙情詩に託して郷里ダーラナの風物、人情を繰り返し歌い上げた。1904年アカデミー会員、12年常任事務総長となった。31年ノーベル文学賞を死後受賞。ほかに詩人の評伝、若干の散文もある。スウェーデン工業化の反動としておこった郷土文化保存運動のなかで、心ゆくまで郷里を歌い上げた彼は、詩人としての栄光ばかりか現実の生活でも恵まれた生涯を送った。「ダーラナの詩人」と称された彼の作品を鑑賞するには、ダーラナ地方のやせた土地柄、厳しい自然の中に、伝統に心のよりどころをもつ誇り高い、この特殊な風土、人情への理解が望まれる。[田中三千夫]

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世界大百科事典内のカールフェルトの言及

【スウェーデン】より

…その受賞作家についてみても,スウェーデン人女性として初の受賞者であるラーゲルレーブは,翻訳はもとより無声映画によって日本人にも早くから親しいものとなっていたが,その作品は,強い郷土性に支えられたものである。さらにカールフェルトに至っては,スウェーデンの詩人というよりも彼の郷里ダーラナの詩人という方が妥当で,その特殊な地方の香りから離れては彼の詩の鑑賞は成り立たない。 これに対して,スウェーデン文学をヨーロッパ文学の中に位置させようとする作家がいることも当然である。…

※「カールフェルト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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