日本大百科全書(ニッポニカ) 「グラフ(図形)」の意味・わかりやすい解説
グラフ(図形)
ぐらふ
graph
いろいろな数量関係を見やすくするために用いられる図形。統計上の結果を図示する統計グラフと、関数の値を座標によって表す関数のグラフなどがあるが、「統計グラフ」については、その項目を参照されたい。
関数y=f(x)が与えられているとする。このとき、(x, f(x))を座標にもつ点をxy平面上にプロットしていって得られる曲線、すなわち、座標がy=f(x)を満たす点P(x, y)の軌跡を、この関数のグラフという。一次関数y=ax+bのグラフは直線、二次関数y=ax2+bx+cのグラフは放物線になる。また、x、yに関する方程式f(x, y)=0があるとき、この方程式を満たすx、yの値の組(x, y)を座標にもつ点の軌跡を、この方程式のグラフという。f(x, y)がx、yの二次式であるとき、このグラフを二次曲線という。
[竹之内脩]
[参照項目] |
|