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グロブリン グロブリン globulin

翻訳|globulin

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

グロブリン
グロブリン
globulin

血清蛋白質の一つ。動植物の組織および体液中に広く存在している。弱酸性反応を呈し,アルブミンと異なって水には溶けず,希アルカリ性と中性の塩類溶液には溶ける。硫酸アンモニウムによる塩析法では,半飽和で沈澱し,熱には凝固する。

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デジタル大辞泉の解説

グロブリン(globulin)

アミノ酸だけからなる単純たんぱく質の一。水に溶けないが、塩類の薄い溶液にはよく溶ける。弱酸性で、動植物に広く分布。血清グロブリンはα(アルファ)・β(ベータ)・γ(ガンマ)に分けられ、体内の物質輸送や免疫に関与する。

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百科事典マイペディアの解説

グロブリン

一群の単純タンパク質の総称。水に不溶で,薄い塩類溶液に溶け硫酸アンモニウムで沈殿するものをいう。植物ではおもに種子に含まれ,動物では組織および体液中に見られる
→関連項目γ‐グロブリン伝染性単核症免疫グロブリン

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栄養・生化学辞典の解説

グロブリン

 タンパク質を溶解性によって分類する場合の画分で,水に不溶,希薄な塩類溶液に可溶の画分.硫酸アンモニウム半飽和で沈殿するタンパク質とする場合もある.

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世界大百科事典 第2版の解説

グロブリン【globulin】

生物に広くみられる一群の単純タンパク質の分類上の総称。水に不溶性で,弱アルカリ性または中性の塩類溶液に溶け,硫酸アンモニウムによって沈殿し,加熱すると凝固する。動物では組織および体液中にきわめて広く分布し,植物では主として種子中に見いだされる。代表的なものとしては血漿(けつしよう)中の各種血清グロブリンおよびフィブリノーゲン,筋肉のミオシン,卵白中のリゾチーム,大豆のグリシニンなどがある。【宝谷 紘一】

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大辞林 第三版の解説

グロブリン【globulin】

水には溶けないが、希酸・希アルカリまたは中性の塩類には溶ける一群の単純タンパク質の総称。動植物に広く分布する。血清中のグロブリンには免疫グロブリンとして抗体の構造をもつものがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

グロブリン
ぐろぶりん
globulin

単純タンパク質の一つで、動植物の組織および体液中に広く存在する。単純タンパク質のうち、よく水に溶けるものをアルブミン、溶けにくいものをグロブリンと総称することが1907年にイギリス生理学会で提案されたが、研究が進むにつれて両者の境界線はかえってあいまいになってしまった。中間的性質をもったものも多数存在し、擬グロブリン(プソイドグロブリンpseudoglobulin)とよんで真性グロブリン(オイグロブリンeuglobulin)と区別したりしている。また、グロブリンのなかには、アルブミンの場合と同様に、単純タンパク質ではないことがわかった例も多い。グロブリンもアルブミンもごく大ざっぱな分類上の名称ととらえておくのがよい。
 一般にグロブリンに属するタンパク質は純水に溶けにくく、薄いアルカリ性・中性の溶液に溶け、飽和硫酸マグネシウムあるいは半飽和の硫酸アンモニウムによって沈殿する。また熱で凝固する。グロブリンと名のついているタンパク質には、哺乳(ほにゅう)動物の血液に含まれているα(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)の各グロブリン、牛乳中のラクトグロブリン、植物種子中の各種グロブリン(ダイズのグリニシン、穀物のα、β、γ、δ(デルタ)の各グロブリンなど)がある。動物の血液のγ-グロブリンと一部のβ-グロブリンは、免疫機構で重要な働きをしている。なお、豆腐は、ダイズに含まれるグロブリンを、カルシウム塩またはマグネシウム塩によって脂肪とともに固めたものである。[笠井献一]

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世界大百科事典内のグロブリンの言及

【タンパク質(蛋白質)】より

…ポリペプチド鎖のみから成るものを単純タンパク質simple protein,他の物質と結合して(非共有結合も含める)存在するものを複合タンパク質conjugated proteinという(表3-(1))。溶媒中の等電点の違いによる分類もあり(表3-(2)),また,アルブミン,グロブリンなどの名は,溶解度によりタンパク質を分類したときの名残りである(表3-(4))。主としてX線解析による成果をもとに,二次構造,三次構造の違いからタンパク質を分類しようとする試みをまとめると表3-(3)のようになる。…

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