グールモン(英語表記)Remy de Gourmont

デジタル大辞泉 「グールモン」の意味・読み・例文・類語

グールモン(Remy de Gourmont)

[1858~1915]フランス評論家小説家象徴主義理論家として知られる。評論仮面の書」「文学散歩」など。

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精選版 日本国語大辞典 「グールモン」の意味・読み・例文・類語

グールモン

  1. ( Remy de Gourmont レミ=ド━ ) フランスの批評家詩人小説家。象徴派雑誌「メルキュール‐ド‐フランス」の創刊参画して活躍。象徴主義の代表的理論家とされる。主著は「観念陶冶」「仮面集」「文学散歩」「フランス語美学」など。(一八五八‐一九一五

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改訂新版 世界大百科事典 「グールモン」の意味・わかりやすい解説

グールモン
Remy de Gourmont
生没年:1858-1915

フランスの文芸批評家。はじめパリのビブリオテーク・ナシヨナルに勤めたが,筆禍事件を起こして1891年辞職。以後前年創設に参加した《メルキュール・ド・フランス》誌を主要舞台として文筆専念。若い頃,狼瘡で醜い顔の持主となったのを恥じて,ほとんど外出せず本に埋もれて暮らした。博識で官能的な懐疑家の彼は,同時代の象徴主義運動をその高貴な反俗性ゆえに愛し,これを擁護宣揚する論陣を張った。部分的真実しか信じない醒めた眼で語られる官能的な批評やエッセーは,中世ラテン詩から秘密の好色本にまで及ぶ。評論集《仮面の書》2巻(1896,98),《文学的散歩》5巻(1904-13)ほか著書は多く,小説や詩もある。
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百科事典マイペディア 「グールモン」の意味・わかりやすい解説

グールモン

フランスの批評家。《メルキュール・ド・フランス》誌に参画,象徴主義の理論家といわれ,《神秘哲学派のラテン語》(1892年)《仮面の書》2巻(1896年,1898年)《フランス語の美学》《文体の問題》《文学的散歩》《哲学的散歩》などの著作や,詩,小説ものこした。

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