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サリチル酸メチル サリチルさんメチルmethyl salicylate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サリチル酸メチル
サリチルさんメチル
methyl salicylate

サリチル酸のメチルエステル。精油の冬緑油や白樺皮油の主成分。強い香気をもつ無色の液体である。沸点 224℃。ガムやアイスクリームなど食品用フレーバーとしてのほか,鎮痛消炎剤 (サロメチールなど) に添加して外用される。

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百科事典マイペディアの解説

サリチル酸メチル【サリチルさんメチル】

サリチル酸のメチルエステル。強い芳香をもつ無色の液体。融点−8.3℃,沸点223.3℃。水に微溶。冬緑油,白樺皮油その他の植物精油成分であり,サリチル酸とメチルアルコールから合成される。歯磨き・チューインガムなどの香料,消炎剤(商品名サロメチール),筋肉痛などの湿布剤として用いられる。(図)
→関連項目防臭剤

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大辞林 第三版の解説

サリチルさんメチル【サリチル酸メチル】

サリチル酸とメタノールのエステル。芳香のある無色の液体。化学式 C6H4(OH)COOCH3 合成香料として菓子やチューイン-ガムに用いるほか、鎮痛用の塗布薬に用いる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サリチル酸メチル
さりちるさんめちる
methyl salicylate

サリチル酸の代表的なエステル。o(オルト)-ヒドロキシ安息香酸メチルともよばれる。天然には冬緑(とうりょく)油や白樺(しらかば)油の主成分として存在するほか、広く植物精油中に分布している。実験室的には工業的にもサリチル酸とメタノール(メチルアルコール)とを酸の存在下で反応させて合成する。特有の芳香をもつ無色の液体で、種々の有機溶媒と任意の割合で混じり合う。菓子、チューインガム、歯みがきなどの香料となるほか、消炎剤、神経痛の治療などに軟膏(なんこう)や塗布剤として用いられる。毒性があるので、大量の使用にあたっては注意が必要である。[廣田 穰]

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世界大百科事典内のサリチル酸メチルの言及

【サリチル酸】より

…誘導体には医薬品や香料とされるものが多い。たとえば,メチルエステルであるサリチル酸メチルmethyl salicylate(融点-0.8℃,沸点223.3℃)は,歯磨きやガム,アイスクリームなど食品用フレーバーとしてのほか,皮膚を刺激することにより逆に深部組織の炎症を和らげる目的で,消炎剤(サロメチールはこの商品名)として用いられる。また,無水酢酸を用いてアセチル化して得られるアセチルサリチル酸acetylsalicylic acid(白色の結晶,融点135℃)は,解熱鎮痛剤(アスピリンはこのドイツのバイエル社の商品名)として著名である。…

※「サリチル酸メチル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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