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シロチョウ シロチョウ Pieridae

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シロチョウ
シロチョウ
Pieridae

鱗翅目シロチョウ科に属する昆虫の総称。アゲハチョウ上科に属し,アゲハチョウ科とともに比較的原始的な形態を残している。前肢は退化せず完全で,静止するとき使用される。翅に金属光沢はない。

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百科事典マイペディアの解説

シロチョウ

鱗翅(りんし)目シロチョウ科の総称。身近なところではモンシロチョウに代表され,アゲハチョウ科に近いが前翅の脈が異なる。幼虫は青虫で,種々の双子葉植物を食べる。蛹(さなぎ)で越冬するものが多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シロチョウ
しろちょう / 白蝶
white and sulphur

昆虫綱鱗翅(りんし)目シロチョウ科Pieridaeの総称。シロチョウという種は存在しない。中形のチョウ類で、日本に産するものに限ると、はねの地色は白色または黄色。「シロチョウ」「キチョウ」の語尾をもつ和名のチョウはすべてシロチョウ科に属するものである(アゲハチョウ科のウスバシロチョウ〈ウスバアゲハの別名〉、ウスバキチョウ〈キイロウスバアゲハの別名〉は、その例外である)。
 アゲハチョウ科にもっとも近縁で、前脚は雌雄ともに正常で、蛹(さなぎ)は帯蛹(たいよう)になる点などは同様であるが、成虫の前脚脛節(けいせつ)の内側に棘(きょく)状突起がないこと、後ろばね内縁は特殊化がおこっていないこと、つねに尾状突起をもたないこと、幼虫は臭角をもたないこと、などの特徴によってアゲハチョウ科と相違する。
 全世界に産するシロチョウ科は四つの亜科に分けられるが、そのうちマルバネシロチョウ亜科Pseudopontiinae(アフリカ特産)を除く次の三つの亜科が日本に産する。
〔1〕シロチョウ亜科Pierinae この亜科はさらに二つの族に分けられる。
(1)シロチョウ族Pierini 日本土着のものはモンシロチョウ属Pierisの4種、トガリシロチョウ属Appiasの2種、エゾシロチョウ属Aporiaの2種の計3属8種。ほかに迷チョウとして日本に飛来するものに5種がある。蛹の形は「モンシロチョウ型」、幼虫の基本食草はアブラナ科とフウチョウソウ科で、エゾシロチョウ属2種の食性(バラ科、メギ科)は例外である。
(2)ツマキチョウ族Euchloini この族の雄は前ばねの先端部に赤色ないし橙(だいだい)色の斑紋(はんもん)をもつものが多い。日本産はツマキチョウ属Anthocharis2種とツマベニチョウ1種。ツマベニチョウは日本産のシロチョウ科ではもちろん最大であるが、世界的にみても最大級のシロチョウである。ほかに迷チョウとして日本に飛来するメスジロキチョウ、クロテンシロチョウはこの族に含まれる。蛹の形は「鳩胸(はとむね)形」、幼虫の食草はアブラナ科、フウチョウソウ科などである。
〔2〕モンキチョウ亜科Coliadinae 日本土着のものはモンキチョウ属Coliasの2種、ヤマキチョウ属Gonepteryxの2種、キチョウ属Euremaの3種、ウスキシロチョウ属Catopsiliaの2種の計4属9種。ほかに迷チョウとして飛来したフィールドダイダイモンキチョウの記録がある。蛹の形は「鳩胸形」、幼虫の基本食草はマメ科である。クロウメモドキ科を食べるヤマキチョウ属2種の食性、クロマメノキ(ツツジ科)を食べるミヤマモンキチョウの食性はマメ科食からの二次的転換であると考えられる。
〔3〕ヒメシロチョウ亜科Dismorphiinae この亜科は前の2亜科とは類縁的に遠く離れたもので、その翅脈相などに著しい差異がある。この亜科の本拠は南アメリカで、南アメリカ以外では旧北区(ユーラシア大陸の中部から北部)にヒメシロチョウ属Leptideaの1属数種を産する。日本産はヒメシロチョウ、エゾヒメシロチョウの2種。蛹の形は「鳩胸形」、幼虫の食草はマメ科。草原性のチョウで、飛び方は弱々しい。[白水 隆]

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