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ジアルジア症 じあるじあしょう giardiasis

翻訳|giardiasis

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知恵蔵miniの解説

ジアルジア症

原生動物であるランブル鞭毛虫を原因とする寄生虫病。人および他の脊椎動物に寄生し発症する世界的にありふれた人獣共通感染症で、感染者の便中にいる原虫が口から入ることで感染する。主な症状は下痢、腹痛、悪寒などであり、感染者の多くは無症状だが、免疫不全状態では重篤となることもある。治療にはメトロニダゾールなどの抗原虫薬、抗菌薬が用いられる。日本での感染は年間100例ほどであり、集団感染の例はない。医師は本症の患者を診た場合、7日以内に都道府県知事(保健所設置市・特別区長)宛届け出なければならない。2013年2月、群馬県営浄水場の水道水20リットルから1個体のランブル鞭毛虫が見つかった。

(2013-3-1)

出典|(株)朝日新聞出版発行
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デジタル大辞泉の解説

ジアルジア‐しょう〔‐シヤウ〕【ジアルジア症】

giardiasis》⇒ランブル鞭毛(べんもう)虫症

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
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家庭医学館の解説

じあるじあしょう【ジアルジア症 Giardiosis】

[どんな病気か]
 ランブル鞭毛虫(べんもうちゅう)の寄生によっておこり、ランブル鞭毛虫症(べんもうちゅうしょう)ともいいます。不潔な環境で調理された飲食物などとともに嚢子(のうし)(休止状態の原虫)を摂取することで感染します。世界中に分布していて、農村部より都市部に多くみられます。
[症状]
 無症状の人もいますが、ふつうは上腹部痛、食欲不振、体重減少をともなった粘液性(ねんえきせい)の下痢(げり)症状が慢性的にみられます。また、胆嚢(たんのう)や胆管にもしばしば寄生するため、胆嚢炎の原因になるといわれています。
[検査と診断]
 消化器内科で糞便(ふんべん)検査を行ない、下痢便から栄養型(活動状態の原虫)が、また固形便から嚢子が証明されれば診断できます。
 なお、十二指腸液(じゅうにしちょうえき)や胆汁検査(たんじゅうけんさ)を行なって、栄養型が検出され、診断されることがしばしばあります。
[治療]
 メトロニダゾール系の薬を10日間内服すると治ります。
 この病気はほかの人への感染速度が速いので、家族や集団生活など同居をしている人も検査を受けて同時に治療することが必要です。
[予防]
 ランブル鞭毛虫の嚢子は乾燥、高温、アルカリに弱いため、野菜は加熱調理するようにします。

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