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ジョリオ・キュリー Irène Joliot‐Curie

世界大百科事典 第2版の解説

ジョリオ・キュリー【Irène Joliot‐Curie】

1897‐1956
フランス物理学者キュリー夫妻(M.キュリー,P.キュリー)の長女。10~12歳ころ,母M.キュリー,P.ランジュバン,J.ペランらを教師とする共同学校で物理学,数学,化学,文学,歴史などの教育を受けた。その後パリ大学に入学,第1次世界大戦中はX線救護の従軍看護婦として母の助手を務めた。1918年母の主宰するパリ大学ラジウム研究所助手となり,25年,〈ポロニウムのα線に関する研究〉で学位を取得した。

ジョリオ・キュリー【Jean Frédéric Joliot‐Curie】

1900‐58
フランスの物理学者。パリの生れ。父の死によって家計が窮乏していたため,授業料が免除されるパリ市立高等工業物理化学学校に入学(1920),ここで学問研究ならびに世界観形成に多大な影響を受けた師P.ランジュバンに出会う。当初,技師職を志したが,ランジュバンの助言をうけて1925年ラジウム研究所でM.キュリーの特別実験助手となった。翌年M.キュリー,P.キュリーの長女イレーヌと結婚,以後夫妻は研究ならびに社会的活動においてつねによき伴侶となった。

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世界大百科事典内のジョリオ・キュリーの言及

【核分裂】より

…かつてのハーンの共同研究者L.マイトナーは,この実験結果を伝え聞くや,O.R.フリッシュとともに,この現象を,原子番号92のウランが原子番号56のバリウムと原子番号36のクリプトンに割れる核分裂として説明した。一方,J.F.ジョリオ・キュリーは,ウランの核分裂によって非常に速いバリウムが直接飛び出してくることを巧妙な実験で示した。これは核分裂の際に大きなエネルギーが放出されることを意味する。…

【世界科学労働者連盟】より

…結成にあたっては,イギリスやフランスの進歩的科学者が中心的な役割を果たした。初代会長はフランスの物理学者J.F.ジョリオ・キュリーが務めた。WFSWは48年に〈科学者憲章〉を採択し,科学者の使命や責任を高く掲げ,同時に科学および科学者の重視と地位向上を訴えた。…

※「ジョリオ・キュリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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