スイッチバック(英語表記)switchback

翻訳|switchback

デジタル大辞泉 「スイッチバック」の意味・読み・例文・類語

スイッチ‐バック(switch back)

[名](スル)
工学的な切り換え復帰機能。
急勾配を緩和するための折り返し式の鉄道線路列車ポイントを切りかえながらジグザグに上り下りをすること。また、その線路

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精選版 日本国語大辞典 「スイッチバック」の意味・読み・例文・類語

スイッチ‐バック

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] switchback ) 山地を走る鉄道で、急勾配の斜面をジグザグに上り下りするためや停車駅のために設けられた線路の引き方。また、その折返しの線路。〔鉄道(1936)〕

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改訂新版 世界大百科事典 「スイッチバック」の意味・わかりやすい解説

スイッチバック
switchback

列車(または車両)を折返運転するために,分岐器(ポイント)によって鋭角的に接続させた鉄道線路。用途は大別して二つある。一つは一般の停車場構内で,ある方面からきた列車を転線して元の方向に出すために用いられるものであり,これは折返線とも呼ばれる。もう一つは山間部などで本線路が急こう配区間の場合,本線路より分岐して水平または緩こう配区間に客貨の列車扱い設備を設けるために利用されるもので,単にスイッチバックといえばこちらを指す。
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百科事典マイペディア 「スイッチバック」の意味・わかりやすい解説

スイッチバック

列車を折返し運転するため鋭角的に設けた鉄道線路。特に山間の急勾配(こうばい)個所迂回(うかい)しないで運転する場合や,急勾配個所の途中に本線から分岐して水平または緩勾配に停車場を設け,再び急勾配の本線に戻る場合のものをいうことが多い。

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