コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

スカロン スカロン Scarron, Paul

5件 の用語解説(スカロンの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

スカロン
スカロン
Scarron, Paul

[生]1610.7.4. 〈洗礼〉パリ
[没]1660.10.7. パリ
フランスの詩人,小説家,劇作家。 30歳頃リウマチにかかり下半身不随になったが,生来陽気な性格だったため,かえって自分の不幸を滑稽化し,ビュルレスク (道化) 文学の一派を創始して新様式の滑稽詩集『戯作ウェルギリウスVirgile travesti (1648~53) や喜劇『ジョドレ』 Jodelet (45) などを発表して好評を博した。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

スカロン(Paul Scarron)

[1610~1660]フランスの詩人・小説家・劇作家。すべてを滑稽化するビュルレスク(道化調)を創出した。小説「滑稽物語」、詩「戯作ウェルギリウス」、戯曲「ジョドレ」など。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

スカロン【Paul Scarron】

1610‐60
フランスの喜劇作家,滑稽詩人。若くして病気のため肢体不随になったが,その才気により〈ビュルレスク〉(滑稽詩)と呼ばれるジャンルの創始者となった。貴顕の男女,友人などにわざと卑俗な語を使ってふざけた詩を贈ったり,古典の名作を俗な語法,誇張し茶化した文章でパロディ化する(《戯作ウェルギリウス》1648)など,一貫してビュルレスクの文体を作り,1650年前後にフランスに大流行するもととなった。特に古典のパロディはあまりの流行にその卑俗性が行きすぎた感も出て,50年代後半には,スカロン自身否定するほどになった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

スカロン【Paul Scarron】

1610~1660) フランスの劇作家。ビュルレスク(滑稽もの)の代表者で、活写と俗悪さが特徴。詩集「ビュルレスク詩集」、小説「芝居物語」、戯曲「ジョド」など。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

スカロン
すかろん
Paul Scarron
(1610―1660)

フランスの詩人、劇作家、小説家。パリに生まれ没す。宗門に入り、1633年、司教シャルル・ド・ボーマノワルに仕え、ル・マンに赴く。40年パリに戻るが、すでに悩んでいた結核性リウマチが高じて、身体(からだ)はねじれ、足は萎(な)え、以後椅子(いす)に座ったきりであったが、病苦に屈せぬ彼は『ビュルレスク詩集』(1643)、『ティポン、または神と巨人の戦い』(1644)、『戯作ウェルギリウス』(1648~59)によってすべてを滑稽(こっけい)しさる道化調(ビュルレスク)burlesqueの流行を促す一方、『ジョドレ』(1643)、『平手打ちをくったジョドレ』(1647)、『滑稽な相続人』(1649)などの喜劇を発表した。52年に詩人アグリッパ・ドービニェの孫娘にあたる薄幸の孤児フランソアーズ・ドービニェFranoise d'Aubign〔後のルイ14世の寵妃(ちょうひ)マントノン夫人(1635―1719)Mme de Maintenon〕と結婚、そのサロンは彼の才知と妻の美貌(びぼう)でにぎわった。代表作としては、田舎(いなか)町ル・マンを舞台に展開する旅役者一座と、これを取り巻く町の人々が醸し出す数々の滑稽で陽気な事件を語る現実派小説の傑作『ロマン・コミック』Roman comique(1651~57)がある。[渡邊明正]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

スカロンの関連キーワードキノーコルネイユシェリダンメナンドロスルニャールロトルーアダンドラアル喜劇は終わった幕を引けコペーバンブラー

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone

スカロンの関連情報