デジタル大辞泉 「セリン」の意味・読み・例文・類語 セリン(serine) アミノ酸の一。たんぱく質中に広く分布し、特に絹糸たんぱく質のセリシン・フィブロインなどに多い。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
栄養・生化学辞典 「セリン」の解説 セリン C3H7NO3 (mw105.09). 略号Ser,S .可欠アミノ酸の一つ.絹糸タンパク質などには特に多い.ヒドロキシル基をもち,タンパク質中で,そのリン酸エステル化,脱リン酸化が信号伝達に関与する場合が多い.また,乳,卵などのタンパク質のセリンもリン酸エステル化されているものがあり,これはリンを胚や新生児に与えるためとされる. 出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報
漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「セリン」の解説 セリン【serine】 アミノ酸の一種で、非必須アミノ酸。広くたんぱく質に存在し、特に繭(まゆ)の繊維を包むセリシンに多く含まれる。細胞膜の構成成分であるホスファチジルセリンの原料として重要な役割をもつほか、記憶・神経系の機能補助、抗体形成による免疫系強化、血中コレステロールを低下させて高血圧・脳卒中の予防、皮膚の潤いを保つ天然保湿因子(NMF)の主成分などに効果があるとされる。 出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報