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ソコトラ島 ソコトラとうSocotra

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ソコトラ島
ソコトラとう
Socotra

アフリカ東端アシール岬の東北東約 240kmのアラビア海上にある島。イエメンに属する。中心地はタムリダで,島の北海岸にある。島の中央部をハジエ山が占め,最高地点は標高 1419mであるが,大部分は 200~300mの台地。島の名はサンスクリット語の「至福の島」に由来するとされ,特産の「竜の血」(深紅塗料。→リュウケツジュ),ミルラ(香料,防腐薬),乳香などを求めて古くからアラビア人,インド人,ギリシア人等が訪れている。1886年イギリスの保護領となり,インド航路の補給基地となった。1967年,島の西のアブダルクーリー島,南西のサムハ島,ダルサ島とともにイエメンに属した。住民はベッダ族で,大半は遊牧民。ヒツジ,ヤギ,ウシを飼い,ナツメヤシ,綿花などを栽培。漁業も盛ん。おもな輸出品はギー(バター),水産物,乳香である。島に生息する爬虫類のほとんどが固有種であるなど独特な動植物相をもち,2008年周辺の島とともに世界遺産の自然遺産に登録された。面積 3600km2。人口 5万1000 (1984推計) 。

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デジタル大辞泉の解説

ソコトラ‐とう〔‐タウ〕【ソコトラ島】

Socotra》アラビア海にある島。イエメン共和国領。アラビア半島からはアデン湾を隔てて南約300キロメートル、東アフリカのアシール岬の東約240キロメートルに位置する。周囲の小島とあわせてソコトラ群島(諸島)と呼ばれる。古代より海上交易の中継地として知られた。地学的には2000万年から500万年前にアフリカ大陸から分離して誕生。竜血樹の一種や、世界で唯一のウリ科の樹木をはじめ、独自の進化を遂げた固有の動植物が生息する。2008年に「ソコトラ群島」の名称で世界遺産(自然遺産)に登録された。スコトラ島

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ソコトラ島
そことらとう
Socotra

東アフリカのアシール岬の東北東240キロメートルにある、アラビア海上の島。面積3580平方キロメートル。北方350キロメートルを隔てたイエメン共和国に属する。最高点が約1600メートルの高原状の島で、気候は乾燥する。住民はアラブ系で人口は約2万を数え、漁業やヒツジ、ヤギの牧畜などが営まれる。ナツメヤシ、アロエなども産する。古代からその存在が知られたが、16世紀初めにはポルトガルが進出し、1886年からはイギリスの保護領であった。[末尾至行]

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