ソール(その他表記)Maximilien Sorre

デジタル大辞泉 「ソール」の意味・読み・例文・類語

ソール(sole)

足・靴などの底。「ラバーソール
ゴルフで、クラブヘッドの底にあたる部分

ソール(soul)

ソウル

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ソール」の意味・読み・例文・類語

ソール

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] sole ) 足、靴型、靴の底部。靴の場合は中底と本底をさす。「ラバーソール」 〔万国新語大辞典(1935)〕

ソール

  1. 〘 名詞 〙ソウル

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「ソール」の意味・わかりやすい解説

ソール
Maximilien Sorre
生没年:1880-1962

フランスの人文地理学者。P.ビダル・ド・ラ・ブラーシュ高弟。《地理学年報》の編集者の一人であった。はじめ植物学を学んだが,地理学を専攻するようになり,《地中海ピレネー》(1913)で学位を取得,A.ドマンジョンらの歴史的方法と対比される独自の生物学的方法を提示,以後その拡充・完成に努めた。第1次大戦から復員後,リールモンペリエソルボンヌの各大学教授を歴任。のち教育行政にも携わる一方,《メキシコ》(1928),《地中海》(1934)などで,人文・社会科学分野にも視野を広げ,《世界地誌》双書の完成に貢献した。体系的なライフワーク《人文地理学の基礎》4巻(1943-52)では,人類生態学としての人文地理学,生きた人間生活を研究する〈生の地理学〉を強調する。その立場は《地理学と社会学の接点》(1957),《大地上の人類》(1961)へと拡張深化された。批判はあるものの,今日では人文主義的な地理学の源流の一つに数えられる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソール」の意味・わかりやすい解説

ソール
Sorre, Maximillien

[生]1880. フランス,レンヌ
[没]1962
フランスの地理学者。最初植物学の教育を受け,中学校で生物学を教えた。野外観測をしていくなかで人文地理学に関心を向け,ビダール・ド・ラ・ブラーシュの門下生になった。ピレネー山脈や地中海地域の研究を主にしていたが,1940年ソルボンヌの教授となり,ドイツ軍占領下および戦後の最も困難な時期のフランス地理学派の指導者であった。フランス学派の生活様式概念に生物学的および技術論的基礎づけを与えるとともに,隣接諸科学,特に社会学と地理学との交流を主張した。晩年主著としては『人文地理学の基礎』 Les Fondements de la géographie humaine (3巻,1948~53) ,『大地の上の人間』L'Homme sur la terre (61) がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ソール」の意味・わかりやすい解説

ソール
そーる

ヘリオス

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android