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ソ連共産党第20回大会 ソれんきょうさんとうだいにじっかいたいかいXX s'ezd KPSS

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ソ連共産党第20回大会
ソれんきょうさんとうだいにじっかいたいかい
XX s'ezd KPSS

1956年2月 14~25日に開かれ,ソビエト連邦の内外政策を転換させた画期的な党大会。 1953年のヨシフ・スターリンの死後ソ連では「雪どけ」路線が部分的に現れていた。第 20回党大会の第1日目にニコライ・フルシチョフ党第一書記は,(1) スターリンへの「個人崇拝」が多くの弊害をもたらした。今後,社会主義的民主主義と集団指導を確立する,(2) 帝国主義の存在にもかかわらず戦争は不可避ではなくなった。今後の方向は平和共存しかない,(3) 資本主義から社会主義へ移行する道は必ずしも暴力革命だけとはかぎらない,(4) 社会主義発展の道は国によって多様でありうる,(5) 農産物,消費財の増産による国民福祉の向上,経済管理の過度の集中の排除を進める,などの点を明らかにした。大会3日目にアナスタス・ミコヤンも同じ趣旨を繰り返し,特に社会科学の諸分野の不毛な教条主義を批判した。最終日にフルシチョフは秘密報告を行ない,第 17回党大会 (1934) 当時の党中央委員とその候補総員 139人のうち 98人が逮捕銃殺されたなどという事実をあげて,スターリンによる「恐るべき規模の大量弾圧」を詳細に暴露し,独ソ戦の可能性を軽視して大損害を被ったこと,「自分が小指1本動かせばチトーは消えてなくなる」と述べたことなどについてもスターリンを批判した (→スターリン批判 ) 。この大会,特に秘密報告は国際共産主義運動にかつてない動揺を呼び起こし,東側世界が多極化する出発点となった。

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