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タコノキ(蛸の木) タコノキPandanus boninensis; screw pine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タコノキ(蛸の木)
タコノキ
Pandanus boninensis; screw pine

タコノキ科の高木で小笠原諸島固有種とされるが,ごく近縁のアダン P. tectoriusが琉球列島に自生している。幹は高さ 10mに達しまばらに分枝し,枝先に長さ1~2mの剣状の葉を多数螺旋状につける。葉の中肋や縁には鋭い鋸歯がある。茎の下部から多数の太い気根が斜めに伸長し,地面に達して支柱のようになる。植物名は多数の気根をタコの足 (腕) になぞらえたものである。雌雄異株で6~7月に開花し,果実はパイナップルに似た集合果で長さ約 30cm,橙赤色に熟する。気根をさらして繊維をとり縄をない,葉を細かく裂き漂白したり着色して籠や敷物を編む。種子は松の実の味があり食用油をとる。アダンは集合果が赤く熟する点と葉の鋸歯が大きく白い点を除けばタコノキとほとんど違わない。タコノキ属は英名 screw pineと称し,マレーシアからポリネシアにかけて広く分布し種類も多い。

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