タマバチ(玉蜂)(読み)タマバチ

世界大百科事典 第2版の解説

タマバチ【タマバチ(玉蜂)】

膜翅目タマバチ科Cynipidaeに属する昆虫総称成虫は小型(体長2~6mm)で光沢のある黒色をしている。大部分の種類は植物に虫こぶをつくり,内部の植物組織を食べて発育する。90%近くの種類はナラ類に寄生し,このほかはバラ科,キク科などの少数の植物に寄生する。葉,,根,花,実などに,さまざまな形をした虫こぶをつくり,複雑な生活を送る種類が多い。例えばナラリンゴタマバチBiorhiza weldiは,春にコナラなどの枝の先に直径4cm近いリンゴ状の虫こぶをつくり,6月にが羽化する。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

終末時計

アメリカの科学雑誌『ブレティン・オブ・ジ・アトミックサイエンティスツ』が毎号表紙に掲げている「地球最後の日」までの時間を表示する時計。核戦争の危機を訴え,1947年に初めて登場。米ソ冷戦の終結を迎えて...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android