ダストシュート(英語表記)dust chute

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ダストシュート
dust chute

立て筒状の,ビルのごみ処理施設。一般に中・高層ビル用で,各階から出る厨芥や一般のごみ類をまとめて,地上階のたまりまで落す。投入口は,各階の共同階段,バルコニー,台所などに設け,筒は垂直とし,湾曲部をできるだけ避け,建物の高さに応じた断面積にすることが必要で,最下部で直接,焼却炉に通じる。臭気が上階に上ることがないとされ,また不燃物を分類した筒をつくることも考慮されたが,筒内の管理,防災の面で問題が多く,ほとんど廃止された。

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百科事典マイペディアの解説

ダストシュート

ごみ処理施設の一つ。多層建築物に取り付けられた,ごみを捨てる立シャフトをいう。共同住宅や学校などの踊場・厨房などに設けられる。各階ごとにごみの投入口があり,最下階に塵留・臭気抜き用の換気装置などが取り付けられる。防災・管理面で問題も多く,最近は少なくなってきている。

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世界大百科事典 第2版の解説

ダストシュート【dust chute】

ごみ処理設備の一つ。ビルやアパートの各階の廊下などに設けられた投入口よりごみを入れ,ふたを閉めると,ごみが縦型の筒(コンクリート製が多い)の中に自然に入って,その中を落下し,下部に設けられた収集口へ至る。ただし防災・管理面での問題も多く,最近ではあまり採用されなくなっている。【鎌田 元康

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大辞林 第三版の解説

ダストシュート

dust+chute〕
高層建築の各階にごみの投入口を設け、下へ落ちてきたものを収集する設備。ダスター。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ダストシュート
だすとしゅーと
dustchute

ごみを垂直な筒によって落下させ、その下部にためる装置。垂直筒には直径30~60センチメートルのコンクリート、鋼、ステンレスの管が用いられる。ごみ投入口には1回の投入容積が限られるタイプがある。付属装置として、ごみレベル検知装置、換気装置、自動消火器、洗浄・消毒装置がある。筒の下部にはごみ貯蔵庫が設けられ、焼却炉に連絡するタイプやダンプカーへ積み込むタイプがある。また真空横引輸送管に接続するタイプもある。投入口には、閉じたとき気密度が高く、開いたときは内部の遮断板が閉じて筒内の空気が流出しないような構造が必要である。[石原正雄]

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