コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ダマンフール Damanhūr

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ダマンフール
Damanhūr

エジプト北部,ナイルデルタ北西部の都市。ブハイラー県の県都。ラシード支流の西方にあり,カイロ,アレクサンドリアを結ぶ鉄道,道路,運河が通る。古代エジプトでは「ホルス神の都」と呼ばれ,ヘレニズム時代にはヘルモポリスパルバとして知られている。ファーティマ朝時代に州都となり,中世期には隊商の町として栄えた。現在はデルタ西部の中心地として,綿花,ナツメヤシ,野菜の集散地。綿織物工業が盛ん。人口 22万 5900 (1986推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

ダマンフール

エジプトの北部,アレクサンドリアの東南東約55kmにあるナイル・デルタの都市。鉄道,運河の中心で,綿紡績毛織物などの工業が行われる。歴史は古代エジプトに遡り,ビザンティン時代にはヘルモポリスと呼ばれ,イスラム帝国時代にこの地方の中心となった。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ダマンフール【Damanhūr】

エジプト南部,ナイル・デルタの西部にある都市。ブハイラ県の県都。人口約22万2000(1992)。古代エジプト時代には〈ホルス神の町〉あるいは〈ヘルモス神の町〉とよばれ,この地には両神にささげられた二つの町があった。ビザンティン支配時代には,ヘルモポリスHermopolisとよばれた。イスラム時代には,市壁やモスクがつくられ,同地方の中心となった。カイロからアレクサンドリアへ向かう幹線道路の入口にあたるため,デルタ地帯の交通網の要地で織物や紡績などの軽工業が発達している。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ダマンフール
だまんふーる
Damanhr

エジプト、ナイル・デルタの北西部にある都市。ベヘイラ県の県都。アハムーディア運河沿いのカイロとアレクサンドリアを結ぶ鉄道の沿線にある。人口20万9423(1996)。ローマ時代のヘルモポリス・パルワHermopolis Parvaに起源をもつ。ナイル・デルタ産の米や綿花の集散地で、繊維、食品、化学の諸工業があり、火力発電所が立地している。[藤井宏志]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ダマンフールの関連キーワードヘルメス・トリスメギストスアーメド ズベイルゼワイル

今日のキーワード

いい夫婦の日

11月22日。通商産業省(現経済産業省)が制定。パートナーへの感謝の意を示し、絆を深める。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android