チェスターフィールド(英語表記)Chesterfield

翻訳|chesterfield

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「チェスターフィールド」の解説

チェスターフィールド
Chesterfield

イギリスイングランド中部,ダービーシャー県北東部の都市。周辺を含めてチェスターフィールド地区を構成する。マンチェスター南東約 60km,ローザー川とヒッパー川の合流点に位置する。1204年自由都市として勅許を受けた。ペナイン山脈南部の東麓にある鉱工業都市で,運河と鉄道が建設されてから工業化が進み,付近から産出される石炭鉄鉱石で栄えた。17世紀半ばの清教徒革命時,議会派が敗北を喫した古戦場として知られる。鉄道の創始者ジョージ・スチーブンソンの没地で,生前に住んでいたタプトンハウスが現存し,遺体はホーリー・トリニティ聖堂に埋葬されている。地区面積 66km2。地区人口 9万8852(2001)。都市人口 7万260(2001)。

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百科事典マイペディア「チェスターフィールド」の解説

チェスターフィールド

男子用コートの一種。シングルの比翼(隠しボタン)仕立で,ベルベットの上衿(えり)を付ける。ウエストでくびれているのが特徴。ダブル前のダブル・チェスターや礼装用のドレス・チェスターがある。19世紀英国のお洒落な第6代チェスターフィールド伯が用いたのでこの名があるという。

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デジタル大辞泉「チェスターフィールド」の解説

チェスターフィールド(chesterfield)

隠しボタンで、ビロード製の狭い上のついたひざ丈の紳士用オーバーコート。最初に着用した19世紀の英国の政治家チェスターフィールドの名にちなむ。

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世界大百科事典 第2版「チェスターフィールド」の解説

チェスターフィールド【chesterfield】

背広の丈を長くした形式の男性用コートの一種。名称は,1830‐40年代のイギリスで,ファッションリーダーとして知られた第6代チェスターフィールド伯が着用したことにちなむ。19世紀後半から20世紀にかけて流行したが,現代でもフォーマルウェア用に着用される。前を比翼かダブルとし,襟はノッチあるいはピークド・ラペルで,上襟にベルベットをかけることもある。胸にウェルト・ポケット,脇にフラップ・ポケットをつける。

チェスターフィールド【Chesterfield】

イギリス,イングランド中部,ダービーシャー北部にある工業都市。人口10万1000(1993)。地名の意味は〈ローマ軍駐屯地近くの平地〉。ペナイン山脈の南東麓,ロザー川に沿い,ヨークシャー炭田や近郊の鉄鉱山を立地条件に鉄鋼鉱山機械,車両,ガラスなどの工業が発展した。ローマ時代に鉛鉱山が開発され,1204年にはジョン王から自由都市の特権が与えられた。市内には高さ70mの湾曲した尖塔をもつ14世紀の教区教会や,晩年この町に住んだG.スティーブンソンを記念したホールなどが残る。

チェスターフィールド【Philip Dormer Stanhope,4th Earl of Chesterfield】

1694‐1773
イギリスの政治家,文人ケンブリッジ大学を中退して,大陸旅行をする。若くしてホイッグ党国会議員として活躍し,すぐれた弁舌で知られ,ウォルポール内閣に反対の立場をとった。1728年から4年間オランダ大使としてハーグに駐在し,その間一女性との間に男子をもうける。この庶子フィリップ・スタナップに送った,主として紳士としての教えをさとした手紙が,彼の死後出版された《チェスターフィールド伯爵の息子に与える書簡》(1774)である。

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