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チャンチン

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百科事典マイペディアの解説

チャンチン

センダン科の落葉高木。中国原産で日本には古く渡来し庭などに植栽されている。葉は羽状複葉,小葉は卵形で先がとがり,鋸歯(きょし)はなく,無毛。春の新葉は芳香があり,赤く美しい。

チャンチン

江青

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世界大百科事典 第2版の解説

チャンチン【Cedrela sinensis Juss.】

中国原産のセンダン科の落葉高木で,日本でも庭園などによく植えられている。樹幹は通直で,大きいものは高さ20~30m,直径90cmになる。葉は長さ30~50cmの奇数または偶数羽状複葉で,互生する。小葉は5~11対あり,長さ8~15cmの長楕円形~卵形で,全縁または少数の低い鋸歯がある。花は緑白色,両性の小花で,6~7月ころ,大きい円錐花序に咲く。萼片,花弁,おしべは各5本。特有のにおいがある。果実は革質または木質の蒴果(さくか)で,長さ約2cmの長楕円形。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

チャンチン
ちゃんちん
[学]Cedrela sinensis Juss.

センダン科の落葉高木。ライデンボクともいう。高さ20~30メートル。樹皮は灰褐色で縦に裂け、薄くはげる。葉は互生し、偶数または奇数の羽状複葉で長さ25~50センチメートル。小葉は5~11対あり、卵状長楕円(ちょうだえん)形で長さ約10センチメートル。7月ころ、枝先に大きな円錐(えんすい)花序を頂生し、小さな白色花を多数開く。花弁、萼片(がくへん)はともに5枚、雄しべと退化した雄しべが各5本ある。(さくか)は長楕円形で長さ約2.5センチメートル、秋に褐色に熟し、毛はなく、5中裂して多数の種子を出す。種子は上部にある翼とともに長さ1.5~1.7センチメートル。中国原産で室町時代には日本に渡来していたようで、一条兼良(いちじょうかねら)(1402―81)の『尺素往来(せきそおうらい)』に記されている。和名のチャンチンは、本種の中国名である香椿(シャンチュン)が転訛(てんか)したもの。街路樹、庭木として植えられ、新芽は赤くて美しく、特有のにおいがあり、普茶料理に用いられる。材は心材が紅褐色で美しく、家具、楽器、建築材などにする。[小林義雄]
 若芽にはガーリックに似た強い香りがあり、香辛料として用いられる。油で炒(いた)めたり、汁の具として使われることが多い。[齋藤 浩]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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