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テラ・ロッサ terra rossa

世界大百科事典 第2版の解説

テラ・ロッサ【terra rossa】

堅い炭酸塩質の岩石(石灰岩,苦灰岩など)から生成した赤褐色の土壌。テラ・ロッサという名称は,地中海地方の〈赤い土〉を意味するイタリア語に由来している。土壌分類学的にはロードゼラルフRhodoxeralf(アメリカ)あるいはクロミック・ルビソルChromic Luvisol(FAO/UNESCO)ともいわれる。炭酸塩が溶解されたあとに残された鉄やアルミニウムの水酸化物および粘土からなり,一般に腐植に乏しく炭酸カルシウムの集積層はない。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のテラ・ロッサの言及

【土壌型】より

…塩基に富んでおり反応は微酸性ないし中性である。B層(下層)が赤色のものを地中海赤色土(テラ・ロッサに相当する),褐色のものを地中海褐色土という。肉桂色土は,乾季と雨季が明りょうに区別される半乾燥地中海性気候の乾性低木林下に生成される土壌で,有機物含量は深さとともに漸減し,塩基で飽和され,断面下部に炭酸塩の集積層がある。…

【ブラジル】より

セラードは,酸性土壌におおわれていて農作物には不適当な地域で,ブラジル政府は,日本などの協力によって土壌を改良し,この地域を農業地域として開発しようとしている。南の亜熱帯森林帯からアラウカリア森林(ナンヨウスギ)の地域にかけては,玄武岩が風化した暗褐色で肥沃な土壌のテラロッサが分布し,農業生産の高い地域になっている。さらに,最南部のカンポの地域は,ガウショ(ガウチョ)平原とも呼ばれ,有名な牧畜地域となっている。…

※「テラ・ロッサ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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