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ディオファントス ディオファントス Diophantos

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デジタル大辞泉の解説

ディオファントス(Diophantos)

[246ころ~330ころ]古代ギリシャの数学者。アレクサンドリアで活躍。最古の代数学書「アリスメティカ」を著し、実用的な問題の解法、不定方程式などについて述べた。

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百科事典マイペディアの解説

ディオファントス

ギリシアの数学者。250年ごろアレクサンドリアで活躍。主著《算術》13巻のうち6巻が現存。記号を組織的に採用して一・二次方程式を解き,不定方程式を扱った。古代の代表的代数学者。
→関連項目整数論ヒュパティアフェルマー

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世界大百科事典 第2版の解説

ディオファントス【Diophantos】

250年ころにアレクサンドリアで活躍した後期ヘレニズムの数学者。生涯についてはほとんど知られていない。著作として知られているのは,分数計算を扱った《モリアスティカMoriastica》,内容のよく判明していない《ポリスマタPorismata》,数論についての幾何学的証明を含む《多角形数について》および主著の《アリトメティカArithmetica(数論)》である。ディオファントスの名を不朽のものにしたのはこの主著である。

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大辞林 第三版の解説

ディオファントス【Diophantos】

246頃~330頃) 古代ギリシャ、アレクサンドリアの数学者。最古の代数学書「数論」を著す。独創的な記号を用い不定方程式まで扱う。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ディオファントス
でぃおふぁんとす
Diophantos

生没年不詳。3世紀後半のギリシアの数学者。「代数学の父」といわれ、主としてアレクサンドリアで活躍した。その生涯については、『ギリシア詩華集』に次のような詩が載っている。「ディオファントスは一生の6分の1を少年時代として過ごし、ひげは一生の12分の1より後に伸び、さらに7分の1過ぎて結婚した。結婚後5年して息子が生まれた。息子は父の2分の1生き、父は息子の4年後に死んだ」。彼の年齢をxとすれば、x=1/6x+1/12x+1/7x+5+1/2x+4となって、その一生は84年となる。主著『算数論』Arithmetikaは13巻中6巻が現存し、そこでは主として一次から三次までの定方程式と不定方程式の問題と解法を扱っているが、その計算法や解法の手掛りをつかむ巧妙さは驚くばかりである。また、マイナス、未知数、相等しい、累乗などの記号についても考察、その後の代数学に大きな影響を与えた。[平田 寛]

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世界大百科事典内のディオファントスの言及

【ギリシア科学】より

…そこで科学は制度化,専門化され,アテナイ期の哲学的議論を超え出た高度に技術的かつ精密な科学が発達した。このヘレニズム科学を代表する学者としては,数学におけるユークリッド(エウクレイデス),ペルゲのアポロニオス,ディオファントス,物理学におけるアルキメデス,天文学におけるサモスのアリスタルコス,ニカエアのヒッパルコス,プトレマイオス,地理学のエラトステネス,解剖学・生理学におけるヘロフィロス,エラシストラトス,ガレノスらがいる。プトレマイオス1世の下で活躍したユークリッドはいわゆる〈ユークリッド幾何学〉の大成者で,パルメニデス,プラトンに発する厳密な論証の理念をうけつぎ,さらにエウドクソスやテアイテトスTheaitētosの先駆的業績を集大成しながら不朽の名著《ストイケイア》を完成した。…

【数学】より

…当時のギリシアの価値観には,そうした傾向があったのである。 ギリシアには後にも円錐曲線を扱ったペルゲのアポロニオス,正弦の表をつくり惑星の運動を記述したプトレマイオス,記号代数を用い始め,数論の問題を扱ったディオファントスなどの数学者があり,それぞれ後世に影響を及ぼしている。
[代数学の起源――アラビアの数学]
 前1世紀に帝政ローマが成立し,ギリシア文化圏も政治的にはその制圧下におかれた。…

【整数論】より

…ユークリッドは《ストイケイア》の中で,整数の素因数分解が一意的であることや,素数が無限に存在すること,ユークリッドの互除法と呼ばれる二つの整数の最大公約数を求める方法など,整数の簡単な性質について述べている。3世紀ころには,アレクサンドリアの数学者ディオファントスが不定方程式に関する多くの問題を考察した。例えば, ax2bxcy2 (a,b,cは整数) という形の不定方程式について,いくつかの場合に解を得ている。…

※「ディオファントス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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