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デカリン decalin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

デカリン
decalin

化学式 C10H18 。デカヒドロナフタリンの略。ナフタリンに水素を添加してつくる。シス体とトランス体があり,ともに無色の液体。沸点はシス体が 195.7℃,トランス体が 187.3℃。溶剤,燃料として使用される。

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百科事典マイペディアの解説

デカリン

化学式はC1(/0)H18。無色の液体。シス型とトランス型がある。シス型は融点−43.1℃,沸点195.77℃。トランス型は融点−30.4℃,沸点187.25℃。

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世界大百科事典 第2版の解説

デカリン【decalin】

脂環式炭化水素の一つ。デカヒドロナフタレンの略称。テトラリンの接触水素化によって得られ,シスおよびトランスの二つの異性体が存在する。 シス‐デカリンは,融点-43.1℃,沸点195.77℃,トランス‐デカリンは,融点-30.4℃,沸点187.25℃。いずれも無色の液体で,メントール様の微臭を有する。シス体とトランス体の相違は,2個のいす形シクロヘキサン環が共有する二つの炭素原子の結合様式の違いに基づく。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

デカリン
でかりん
decalin

脂環式化合物の一つ。デカヒドロナフタレンともいう。中央の2個の炭素につく水素の立体配置によって、シスおよびトランス形の二つの異性体が存在し、後者が安定形である。ナフタレンを白金触媒の存在下、水素化すると両者の混合物が生成するが、シス形はトランス形に変えることができる。シス形はテトラリンを低温下、水素化すると得られる。両者とも、水に溶けず有機溶媒に溶ける無色液体。脱水素反応でナフタレンになる。油脂、脂肪、ろう、樹脂の溶剤として用いられる。ラッカーや靴、床のつや出し剤に含まれる。[向井利夫]

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