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デタント[国際関係] デタント[こくさいかんけい]détente

翻訳|détente

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

デタント[国際関係]
デタント[こくさいかんけい]
détente

対立する国家間の緊張が緩和すること。もともとはフランス語の外交用語。特に第2次世界大戦後における米ソ両ブロック間の冷戦が終り,世界が多極化の時代に入ってから,両国間の緊張をゆるめ,相互の了解によってその危機を管理するという政策に用いられた。この言葉を外交用語として初めて用いたのはフランスの C.ドゴール大統領であり,米ソ対決構造のなかでフランスの発言力の強化をはかる目的からしばしば用いられた。さらにこれを国家の基本戦略の柱にとらえたのがアメリカのニクソン政権であった。同政権のキッシンジャー大統領補佐官はこの概念を対ソ外交の基本理念に据え,第1次戦略兵器制限協定 SALT-Iの締結に始る米ソ・デタント時代を築き上げた。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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