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デュースブルク Duisburg

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

デュースブルク
Duisburg

ドイツ西部,ノルトラインウェストファーレン州都市。ライン,ルール両川の合流点に位置し,世界有数の河港をもつ,ルール工業地帯の中心的都市の一つ。河港には延長 14kmに及ぶ埠頭,45kmの港内鉄道などがあり,貨物取扱高は同国第1位。鉄鉱石,石油,穀類などを輸入し,石炭,鉄鋼,鉄製品を輸出する。主要工業製品は銑鉄,鉄鋼,重工業機械など。ライン=ヘルネ運河によりドルトムント=エムス運河と結ばれ,エムデンなど北海海岸の諸港につながる。ローマ人により建設,8世紀にはフランク人の王の居地となり,1129年に都市権を得た。 1975年ラインハウゼンなど周辺の都市を合併。古い都市であるが,19世紀後半からの工業化や第2次世界大戦時の破壊のため,歴史的建造物は 14世紀の聖堂,12世紀の修道院などわずかを残すのみである。人口 49万1931(2010)。

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世界大百科事典 第2版の解説

デュースブルク【Duisburg】

ドイツ西部,ノルトライン・ウェストファーレン州ルール地帯の都市。人口53万6000(1995)。ルール,エムシャーEmscher両川とライン川の合流点に位置。鉄鋼生産量がドイツ一のほか,機械製造,石炭・石油精製,化学,造船,食品,建設等の関連諸工業が行われる。水運・運送取扱業も重きをなし,ヨーロッパ最大の内陸河港を持つ。中世以来ルール炭輸送の中継地で,19世紀中葉の鉄鋼業成立以来急激に発展した。16世紀後半にこの町で活動した地図学者メルカトル碑銘がザルバトール教会に残る。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

デュースブルク
でゅーすぶるく
Duisburg

ドイツ中西部、ノルトライン・ウェストファーレン州の都市。ルール工業地帯の西部にある有数の工業都市で、世界最大の河港をもつ。人口49万8400(2006)。ルール川とライン川との合流点に位置し、ドイツを東西に横断する内陸運河の起点をなす。港は泊地面積2万1000平方キロメートル、岸壁の延長約60キロメートルに及び、ライン川の上・下流や海外の諸港と連絡し、鉄鉱、石油、石炭、鋼鉄、砂、土、木材などを輸出入する。その取扱高は1980年には60億5000万トンに達した。工業ではルール地方生産の銑鉄の約45%、粗鋼の約35%を産出する製鉄都市で、そのほか機械、造船、化学の工業も盛ん。
 市の起源は明らかではないが、9世紀ごろからおこり、12世紀には都市となった。14世紀にハンザ同盟に加わり、1831年以来工業都市として発展した。1655~1818年にあった大学は1972年再興された。著名な地図学者メルカトルの死没地で、市役所前に彼の銅像がある。[小林 博]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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