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トルーマン Truman, David B.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トルーマン
Truman, David B.

[生]1913.6.1. イリノイ,エバンストン
[没]2003.8.28. フロリダ,サラソータ
第2次世界大戦後のアメリカ政治学界の代表的政治学者の一人。コロンビア大学教授,アメリカ政治学会会長などを歴任。 A.F.ベントリーを発展的に継承し,政治過程論を確立した。アメリカの政党,圧力団体についての行動論的・集団理論的研究に成果を残す。以後の多元主義民主主義論に影響を与える。主著『政治過程論』 The Governmental Process: Political Interests and Public Opinion (1951) 。

トルーマン
Truman, Harry S.

[生]1884.5.8. ミズーリラマー
[没]1972.12.26. ミズーリ,カンザスシティー
アメリカの政治家。第 33代大統領 (在任 1945~53) 。ミズーリ州の農村で育ち,第1次世界大戦に従軍後,ジャクソン郡裁判所判事となり,34年連邦上院議員に当選。 44年副大統領に選出され,翌年4月 F.ルーズベルトの死に伴い大統領に就任。第2次世界大戦後の困難な時期に反共路線を明確に打出し,47年トルーマン・ドクトリンを宣言,マーシャル・プランによるヨーロッパ復興援助や北大西洋条約機構 NATOの結成をはかるなど封じ込め政策 (→コンテインメント ) を推進した。 48年の大統領選挙戦で一般の予想に反して当選し,フェアディールを唱え社会改革政策に取組む姿勢を示した。しかし中国の共産主義化を背景にマッカーシズムの台頭を許し,50年には朝鮮戦争に武力介入した。 52年満期辞任。著書『回想録』 Memoirs (1955~56) 。

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百科事典マイペディアの解説

トルーマン

米国の政治家。第33代大統領(1945年―1953年)。民主党員。上院議員を経て1944年副大統領となり,F.ローズベルト大統領の死により昇格した。1948年再選。
→関連項目CIAジョン・バーチ・ソサエティポツダム会談マッカーシイズム民主党(米国)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

トルーマン Truman, Harry Shippe

1884-1972 アメリカの政治家。
1884年5月8日生まれ。1945年フランクリン=ルーズベルト大統領の死により副大統領から33代大統領に昇格。ポツダムの米・英・ソ首脳会談をへて広島と長崎への原爆投下を命令。第二次大戦後の米ソの対立のなかで1947年反ソ,反共のトルーマン-ドクトリンを発表。また北大西洋条約機構を組織するなど,共産主義勢力封じ込めの「冷戦外交政策を推進した。1972年12月26日死去。88歳。

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世界大百科事典 第2版の解説

トルーマン【Harry S Truman】

1884‐1972
アメリカの第33代大統領。在職1945‐53年。ミズーリ州の農家の出身。第1次世界大戦後カンザス・シティの民主党のボス,ペンダーガストThomas Pendergastに見込まれて政界入りし,郡判事を経て1934年連邦上院議員に当選,40年には独力で再選を実現した。44年民主党内の北部派と南部派,リベラルと保守の妥協の結果として副大統領候補に指名されて当選。45年4月F.D.ローズベルトの急死により,ほとんど無名のまま大統領に昇格。

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大辞林 第三版の解説

トルーマン【Harry S Truman】

1884~1972) アメリカの政治家。ルーズベルトの死により副大統領から第三三代大統領となり、48年再選(在任1945~1953)。民主党選出。第二次大戦の戦後処理を担当、マーシャル-プランを初め、対共産圏封じ込め政策をとった。

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世界大百科事典内のトルーマンの言及

【忠誠審査制度】より

…独立戦争,南北戦争,第1次世界大戦の前後に,忠誠宣誓が頻繁に行われたことからわかるように,忠誠問題は国家存亡の危機に当たって,最も先鋭な形をとる。最近では,冷戦初期の1947年,トルーマン大統領の行政命令により,連邦政府部内の共産主義者追放を主たる目的として始められた連邦公務員の忠誠審査制度が有名である。この制度は,各省庁の忠誠委員会Loyalty Boardの上に,上訴機関として国家公務員任用委員会の中に忠誠再審委員会Loyalty Review Boardを設けるなど,公務員の市民的自由にも一定の配慮を加えてはいたが,実際の破壊活動のみならず政党帰属や交友関係までも審査の対象とすることにより,忠誠審査が思想調査に転化する危険性を示したといえる。…

【フェアディール】より

…アメリカのトルーマン大統領の国内政策の総称。この言葉は,彼が絶対に劣勢といわれた選挙に勝利した直後の1949年1月の年頭教書の中で用いられ,のちしだいに一般化したが,彼自身は1945年9月の立法計画案に始まるとしている。…

※「トルーマン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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