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封じ込め政策 フウジコメセイサク

6件 の用語解説(封じ込め政策の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

ふうじこめ‐せいさく【封じ込め政策】

第二次大戦後、米国が、資本主義諸国の協力のもとに共産主義の勢力をその圏内に封じ込めようとしてとった政策。ソ連には1950年代、中国には1960年代に経済的、軍事的な包囲を行ったが、いずれも失敗。

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百科事典マイペディアの解説

封じ込め政策【ふうじこめせいさく】

containment policyの訳。第2次大戦後の米国の基本的な対ソ政策の一つ。ソ連の対外進出を阻止することにより,内部崩壊を促進させることをねらいとした。
→関連項目ケナン第1次世界大戦巻き返し政策マーシャル

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世界大百科事典 第2版の解説

ふうじこめせいさく【封じ込め政策 containment policy】

第2次大戦後のアメリカ冷戦政策。国務省政策企画局長G.F.ケナンが《フォーリン・アフェアーズ》誌(1947年7月号)に〈ソ連の行動の源泉〉と題して発表したいわゆる〈X論文〉,および前年2月ケナンモスクワから発した長文の電報の中で明らかにされた。ソ連はロシア的なナショナリズム共産主義を心理的源泉として,あらゆる手段を用いて勢力拡大をはかるが,同時に力の論理にはきわめて敏感であるから,アメリカはソ連の周辺地域に経済・軍事援助を与え,ソ連の勢力膨張を長期にわたって封じ込め,ソ連の内部崩壊を生じさせるべきだとする政策。

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大辞林 第三版の解説

ふうじこめせいさく【封じ込め政策】

1949~52年にアメリカがとった対ソ政策。自由主義諸国の団結により、共産主義勢力を既存勢力範囲に封じ込めておこうとしたもの。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

封じ込め政策
ふうじこめせいさく

コンテインメント」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

封じ込め政策
ふうじこめせいさく
containment policy

1940年代末期のアメリカの対ソ外交政策。提唱者は国務省政策企画部長ジョージ・ケナン。ケナンは1947年『フォーリン・アフェアーズ』誌7月号に匿名で「ソ連の行動の源泉」と題する論文を発表。世界的な規模でソ連の周辺国に対し経済的・軍事的援助を与えれば、ソ連の進出を阻止することができるとした。事実、1940年代末期のアメリカの対ソ外交政策はほぼこの方針の下に実施され、1947年3月のトルーマン・ドクトリン、同6月のマーシャル・プラン、1949年の北大西洋条約機構NATO(ナトー))の設立など一連の経済・軍事援助政策の展開となった。しかし1949年のソ連の原爆保有、1950年の朝鮮戦争の勃発(ぼっぱつ)などは「封じ込め政策」立案者の予想を裏切る結果となり、1950年代に入ってアメリカの対ソ政策は、より強硬な「巻返し政策」「大量報復政策」「瀬戸際政策」などといわれたダレス強硬外交へ転じた。[藤村瞬一]

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世界大百科事典内の封じ込め政策の言及

【アチソン】より

…ドル平価切下げ政策に反対し5ヵ月で辞任したが,41年国務次官補として再び公職に復帰した。その後国務次官(1945‐47),国務長官として,トルーマン・ドクトリンやマーシャル・プランの立案に関与し,また北大西洋条約機構(NATO)設立に携わるなど,〈封じ込め政策〉の推進者として活躍した。しかし中国革命の成功によってトルーマン政権の責任が問われた際,J.R.マッカーシーらの対国務省攻撃の矢面に立たされた。…

【冷戦】より

…これに対してソ連は参加拒否の態度をとり,9月にはコミンフォルムを創設しそれに対抗した。このアメリカの戦略は〈封じ込め政策containment policy〉といわれるが,その起案者ケナンの意図とは異なり,しだいに軍事的な対抗という側面を強化していくことになる。一方この間,ソ連も東欧での支配の強化に努め,ソ連の指導下にある共産党支配の政府を樹立しようとしていた。…

※「封じ込め政策」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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