トースター(英語表記)toaster

翻訳|toaster

百科事典マイペディアの解説

トースター

パンをトーストする道具。19世紀まではストーブの上に置くラック式が主流だったが,1908年アメリカではじめて電熱式が登場。幅の広い雲母電熱線を巻き付けたものが熱源とされることが多い。当初の反転して焼くターンオーバー式は途中でパンを裏返す必要があった。それを解決したのが,焼けたパンが飛び出すポップアップ式で,1918年アメリカのチャールズ・ストライトが発明した。その他トンネルを通る形のウォーキング式などが製造された。日本で国産化されたのは1930年からである。現在は焼けぐあいの調節ができるオーブン式が主流。

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世界大百科事典 第2版の解説

トースター【toaster】

パンをトーストにするための道具。欧米では,ストーブの上に置くラック式に代わって,1900年ころから電熱式が使われるようになった。日本には,21年にドイツから輸入されたのが最初で,30年には国産も開始された。初期のものは,中央の発熱体の両側にパンを置いて片面ずつ焼くもので,ターンオーバー型と称された。操作が簡単で,餅も焼けると重宝がられたが,パンを反転する手間を要した。アメリカでは,すでに1926年から,ポップアップ型やウォーキング型が製造されていたが,国内生産が始まったのは55年であった。

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大辞林 第三版の解説

トースター【toaster】

電気ヒーターを用いて、食パンを焼いてトーストにする器具。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トースター
とーすたー
toaster

トーストを焼く電気器具。種類としては、焼き上がるとパンが飛び上がるポップアップ型、側蓋(がわぶた)を開閉することでパンの表裏を反転して焼くターンオーバー型、自動送り装置をもったウォーキング型などがある。もっとも多く使われているポップアップ型は、上面にパン投入口が二つあり、これを両側から挟むように取り付けられた三枚の発熱体で二枚のパンの両面を同時に焼くことができる。またこの方式は、あらかじめ好みの焼けぐあいにダイヤルなどであわせておくと、自動装置(タイマー方式とバイメタル方式がある)により、その状態になるとパンが飛び上がり、電気回路も同時に切れる方式が一般的である。消費電力は600~800ワット程度。JIS(ジス)(日本工業規格)により種類・性能・構造・表示等が規定されている。[石井寛夫]

オーブントースター

食生活の変化に伴い、トースターのオーブン型ともいえるオーブントースターoven toasterが急速に普及している。切った食パンしか焼けなかった従来のトースターに比べ、パンの上にチーズなどの具(ぐ)をのせて焼くピザ風トーストや変形パン(ハンバーガーなど)、グラタンなど簡単なオーブン料理ができ用途が広い。箱状のオーブン室内の上下に発熱体があり、この間に調理物をのせる焼き網を置く構造になっている。調理のできあがりをチャイムで知らせ、電源を切るタイムスイッチがついているのが一般的である。[石井寛夫]

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精選版 日本国語大辞典の解説

トースター

〘名〙 (toaster) 切った食パンを焼いてトーストにする電気器具。
※モダン語漫画辞典(1931)〈中山由五郎〉尖端人心得帖「せめて電化釜、電気茶瓶、小型七輪、トースター、自働湯沸ぐらゐ揃へなければ」

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