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ナミブ砂漠 ナミブさばくNamib Desert

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ナミブ砂漠
ナミブさばく
Namib Desert

ナミビア西部,大西洋岸に沿う臨海砂漠。北はアンゴラナミベ(旧称モサメデス)付近から,南は南アフリカ共和国のオリファンツ川まで,幅 50~160km,長さ約 1900kmにわたる。南部では幅が広く,内陸高原へ続く。年降水量はおよそ 13~51mmと少なく,非常に乾燥していて植生は皆無に近い。ベンゲラ海流の影響で気温は低く,地表との温度差によって濃霧,霧雨が多発する(→海岸砂漠気候)。良港は中央部のウォルビスベイ港のみであるが,その南方のリュデリッツは水産業とその加工業が盛ん。中南部ではダイヤモンドを産する。ナミブ=ナウクルフト公園をはじめとする保護地域や国立公園がある。2013年世界遺産の自然遺産に登録された。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ナミブ砂漠

アフリカ南部のアンゴラ南西部からナミビア海岸部、南アフリカ北部にかけて広がる。5500万~8千万年前に誕生したとみられている。砂に酸化鉄を含んでいるため、赤く染まって見える。「世界で最も美しい砂漠」とも呼ばれ、ユネスコ世界自然遺産に登録。

(2015-10-15 朝日新聞 朝刊 2外報)

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デジタル大辞泉の解説

ナミブ‐さばく【ナミブ砂漠】

Namib Desertアフリカ南西部にある砂漠。大西洋岸に沿い、アンゴラ南部からナミビア南端まで南北約2000キロメートルにわたって続く。年間降水量100ミリメートル以下であり、非常に乾燥している。海霧がもたらすわずかな水分を利用する独特な植物や生物が見られる。南部にダイヤモンドの鉱山が点在する。

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世界大百科事典 第2版の解説

ナミブさばく【ナミブ砂漠 Namib Desert】

アフリカ南西部の海岸砂漠。大西洋岸沿いに南北1600km,幅40~130kmを占める。降水はきわめて不安定で年雨量10~150mmにすぎず,赤道以南のアフリカでは最も乾燥している。ただし,アフリカーンス語でモトレーン(〈ガ(蛾)の雨〉の意)と呼ばれるぬか雨が降り,晴天は意外に多くはない。砂丘が広くみられ,とくにクイセブ川とオレンジ川の間の中部によく発達している。植物は乏しく,多肉植物のユーフォルビア属,アロエ属,ウェルウィッチア(グロテスクなコンブ状の2枚の葉で知られる)など,草本のカゼクサ属が代表的である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ナミブ砂漠
なみぶさばく
Namib Desert

アフリカ大陸南西部にある砂漠。アンゴラ南部のナミベ付近からナミビア南端のオレンジ川河口付近まで、大西洋岸に2000キロメートル近く続くが、幅は最大でも160キロメートル程度にすぎない。年降水量100ミリメートル以下、年平均気温18℃程度であり、地表面は南部で礫(れき)質のほかは砂に覆われた所が多い。語源は先住民ナマ人の言語で「何もない所」の意味であるが、ダイヤモンドなど地下資源には恵まれている。[田村俊和]

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