コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ニアス島 ニアスとうPulau Nias

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ニアス島
ニアスとう
Pulau Nias

インドネシア,スマトラ島北西部のインド洋岸沖 130kmに位置する島。スマトラウタラ州に属する。主都は北岸のグヌンシトリ。南岸に港町トゥルクダラムがある。山がちで最高点は標高 887m。漁業,農業が盛ん。住民はプロト・マレー系で,南部では,丘の上に外敵の襲来に備えて築いた集住村落や,巨大な石造物がみられる。観光地として発展しつつある。面積 4800km2。人口 46万 8375 (1980。付近の小島を含む) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

ニアス‐とう〔‐タウ〕【ニアス島】

Pulau Nias》インドネシア、スマトラ島北部西岸の沖合約125キロメートルに浮かぶ島。主な町は東岸のグヌンシトリ。「石飛び」や「戦士の踊り」などの伝統芸能や巨石文化が残っている。サーフィンが盛ん。2004年と2005年に発生したスマトラ沖地震の津波により大きな被害を受けた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ニアス島
にあすとう
Pulau Nias

インドネシア西部、スマトラ島西岸北部の沖合いに位置する島。北西―南東方向に細長く、面積は4772平方キロメートル。全島丘陵性の地形をなし、地質的には新生代第三紀の地層からなる。また、密林に覆われており、海岸にはサンゴ礁が発達している。住民はニアス人で独自のことばをもち、大部分が原始宗教を信仰するほかキリスト教徒もいる。杭上(こうじょう)家屋に居住し、コプラ、バナナ、トウモロコシなどを栽培したり、ブタや野生のスイギュウを飼育してスマトラ島本土のシボルガ、パダンなどの都市へ出荷する。集落は大部分が沿岸部に立地し、東岸のグヌンシトリが中心集落である。民族学上きわめて興味深い巨石文化の遺跡が随所にみられ、また「石飛び」「戦いの踊り」などの伝統芸能が今日でも温存されている。これらのものを観光資源にして、近年島の観光開発が進められている。行政上はスマトラ・ウタラ州に属する。[上野福男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ニアス島の関連キーワードバニャック諸島ボントック族バニャク諸島ニアス島民バトゥ諸島アチェ丸木舟カニ