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ニホンカワウソ ニホンカワウソ Lutra nippon; Japanese otter

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ニホンカワウソ
ニホンカワウソ
Lutra nippon; Japanese otter

食肉目イタチカワウソ亜科カワウソ属。頭胴長は 54~80cm。尾長は 35~56cm。体重は 5~11.5kg。全身に短毛が密生する。上面の毛色は濃い褐色で,やや薄茶色を帯び,下面の毛色は灰褐色で,淡い黄白色がかる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ニホンカワウソ

イタチ科の哺乳類で体長約1メートル。夜行性で海岸や川などの水辺に生息してカニや魚を食べる。かつては全国に広く分布していたが、毛皮を目的にした乱獲のほか、開発が進み、水質の悪化などの環境の変化のため激減した。1979年に高知県須崎市の川で目撃されたのを最後に生息が確認されていないが、専門家らの調査研究活動は続いている。

(2012-09-04 朝日新聞 朝刊 愛媛全県 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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知恵蔵miniの解説

ニホンカワウソ

日本に生息していたカワウソの一種で、愛媛県の県獣。測定された個体では、体長64.5~82.0センチ、尾長35~56センチ、体重5~11キロだった。北海道から九州まで、日本全国の河川の中下流域、砂浜や磯などの沿岸部に単独で生息していたが、良質な毛皮を目的とし大正から昭和初期にかけて乱獲され急速に個体数が減少。1928年、捕獲禁止となったが、その後は生育環境の悪化などにより生息数の減少に歯止めがかからず、64年6月27日、日本の天然記念物に指定された。最後に捕獲されたのは74年4月8日、高知県須崎市にある新荘川においてであり、それ以降、民間の曖昧な目撃証言が少数あるものの、2012年8月、長年の生息確認調査などの結果から絶滅種に指定された。

(2012-08-29)

出典|(株)朝日新聞出版発行
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ニホンカワウソ
にほんかわうそ / 日本獺
Japanese otter
[学]Lutra lutra nippon
[学]Lutra lutra whiteleyi

哺乳(ほにゅう)綱食肉目イタチ科の動物。かつて日本に広く生息したカワウソで、ヨーロッパやアフリカ北部からアジアまで分布するカワウソLutra lutraの亜種とされている。明治の初期には日本各地に普通にみられたが、100年ほどの間にほとんど絶滅に近い状態にまで激減した。1970年代には、高知県須崎(すさき)市の新荘(しんじょう)川から愛媛・高知県境付近に至る四国南西部の海岸およびいくつかの河川が、唯一の確実な生息地域で、十数頭ないしは数十頭程度がそこに生息しているだけであった。日本のカワウソは、河川と海との間を往復もするが、むしろ海岸にいるもののほうが多いようである。主要な食物である魚、エビ、カニの量が、海のほうが多いことによるのかもしれない。1928年(昭和3)から捕獲が禁じられたが減少し続け、1965年(昭和40)には特別天然記念物に指定されたが、なお事情は好転しなかった。[古屋義男]
 2012年(平成24)8月、環境省は、絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト(レッド・リスト)の見直しに伴い、ニホンカワウソがすでに絶滅しているとの判断を公表した。1979年を最後に生息記録がないなどの理由による。[編集部]

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世界大百科事典内のニホンカワウソの言及

【カワウソ(獺)】より

…カナダカワウソ,オオカワウソ(イラスト),ツメナシカワウソなどの近縁種が南・北アメリカとアフリカに生息する。 日本には,かつて北海道から九州の河川,池,沼などにニホンカワウソLutra nippon(亜種L.l.whiteleyiともされる)(イラスト)がごくふつうに生息していたが,優れた毛皮目当ての乱獲と,生息地である河川の荒廃のために,大正末期より各地で急速に減少し,1940年ころには絶滅が心配されるまでになった。現在では四国の南西部,とくに高知県の足摺岬を中心とした海岸部にごく少数が生き残るのみである。…

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