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ノウゼンカズラ ノウゼンカズラCampsis chinensis; great trumpet creeper

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ノウゼンカズラ
Campsis chinensis; great trumpet creeper

ノウゼンカズラ科の落葉つる植物で,中国大陸原産。茎には付着根があって他物にからみ登る。葉は対生で奇数羽状複葉,5~11枚の小葉から成る。小葉は卵形ないし卵状披針形で長さ 3.5~6.5cmあり,縁にあらい鋸歯がある。7~8月頃,若枝の先に円錐花序を出し橙黄色の大型花をつける。花冠は広い漏斗状で上部はカップ形に開き,径6~7cmあってやや不同に5裂する。果実は長さ6~10cmの細長い 蒴果であるが日本では結実しない。花やつぼみの汁は有毒である。観賞用や日よけに,棚などに栽培される。

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百科事典マイペディアの解説

ノウゼンカズラ

中国原産のノウゼンカズラ科のつる性落葉樹。花が美しいので各地で庭木として植えられる。茎から出る付着根で他物にからみついて登る。奇数羽状複葉を対生。夏,枝先の円錐花序に,朱だいだい色の花を多数つける。

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世界大百科事典 第2版の解説

ノウゼンカズラ【(Chinese) trumpet‐creeper】

ノウゼンカズラ科のよじのぼり型つる性木本で,冬は落葉する(イラスト)。大型で橙赤色の花を観賞するため庭に栽植される。葉は対生し,奇数羽状複葉,小葉は5~9枚,無毛であらい鋸葉がある。花は頂生する円錐花序につき,花序は通常垂れ下がり,花は横向きに咲く。花冠は広い漏斗形で径6cmほどあり,5裂する。花期は盛夏。原産地は中国大陸で,日本には9世紀にすでに渡来していた。欧米の温暖地でも栽植されている。花の干したものを漢方では凌霄花(りようしようか)といい,利尿,通経に用いるし,茎もよく似た目的に用いられる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ノウゼンカズラ
のうぜんかずら
[学]Campsis grandiflora K. Schumann

ノウゼンカズラ科の落葉藤本(とうほん)(つる植物)。つるは長く伸び、短い気根を出して他物をよじ登る。葉は対生し、奇数羽状複葉で長さ10~20センチメートル。小葉は5~9枚、卵形で長さ3~7センチメートル、縁(へり)に粗い鋸歯(きょし)がある。7~8月、枝先に円錐(えんすい)花序をつくり、美しい黄赤色花を開く。花冠は広い漏斗(ろうと)形で径6~7センチメートル、先は5裂して丸い。雄しべは4本で、うち2本は長い。結実はまれである。中国原産。庭に植栽され、蜜(みつ)が目に入ると失明するという迷信がある。繁殖は挿木、取木、株分けによる。近縁種アメリカノウゼンカズラC. radicans Seem.は、複葉の小葉は9~11枚、長い漏斗形で径4センチの橙赤(とうせき)色花を開く。[小林義雄]

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