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ハエドクソウ

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百科事典マイペディアの解説

ハエドクソウ

ハエドクソウ科の多年草北海道〜九州,東アジアの林にはえる。高さ30〜70cm,葉は対生し,卵形〜長楕円形で縁には鋸歯(きょし)がある。夏,茎頂や葉腋に花穂を出し,多数の花をつける。

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世界大百科事典 第2版の解説

ハエドクソウ【lopseed】

丘陵の暗い林床にふつうにみられるハエドクソウ科の多年草(イラスト)。日本全土,朝鮮,中国,ベトナムヒマラヤに分布し,基本変種は北アメリカ東部に産す。第三紀周北極植物群の孤立遺存種とみなされる,1科1属1種の特異な植物である。茎は方形で分枝せず,直立して高さ50cm内外。葉は対生し,卵形で粗い鋸歯がある。7~8月ごろ,長さ20cmほどの細い穂状花序が頂生または上部の葉に腋生(えきせい)し,帯紅色~白色の小さな花を多数,対生につける。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハエドクソウ
はえどくそう / 蠅毒草
[学]Phryma leptostachya L. subsp. asiatica (Hara) Kitam.

ハエドクソウ科の多年草。茎は高さ30~70センチメートル。葉は対生し、卵形で基部はやや切形状になる。6~8月、穂状花序をつくり、白色で淡紅紫色を帯びた小さな唇形花を横向きに開く。果実は下向きにつき、萼(がく)に包まれた形がイノコズチ(ヒユ科)に似ている。有毒植物で、名は、根の煎汁(せんじゅう)でハエを殺したことに由来する。丘陵から山地の林内に生え、日本全土、および朝鮮半島、中国、ヒマラヤ、シベリア東部に分布する。基本種のアメリカハエドクソウは北アメリカ東部にかけて分布する。
 ハエドクソウ科Phrymaceaeは、世界に1属1種の特異な科で、クマツヅラ科に近縁である。[高橋秀男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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