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バルトリハリ バルトリハリBhartṛhari

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バルトリハリ
バルトリハリ
Bhartṛhari

[生]450頃
[没]500頃
インドの文法学者,哲学者。伝記未詳。『文章単語編』 Vākyapadīyaの著者として知られる。パーニニパタンジャリらの文法学を言語哲学にまで高めた。7世紀末にインドを訪れた中国僧義浄の『南海寄帰内法伝』には,古来インドで愛誦されている『百頌三集』 Śatakatrayaの著者バルトリハリと同一人物とされているが,確定的ではない。

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百科事典マイペディアの解説

バルトリハリ

インドのサンスクリット語詩人,文法学者,哲学者。生没年不詳。言語の実体を,ベーダーンタ学派の哲学に基づいて解明した。抒情詩に《シュリンガーラ・シャタカ(恋愛百頌)》などがあるが,別人の作という説も有力。

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世界大百科事典 第2版の解説

バルトリハリ【Bhartṛhari】

古代インド,5世紀後半の文法学者,哲学者。生没年不詳。詳細は不明であるが,おそらくガンガー(ガンジス)川流域のアバンティ地方の王家あるいは王族の出身であるという。著作には,《文章単語編(バーキヤパディーヤVākyapadīya)》とパタンジャリの《大注》を解説する《大注解明(マハーバーシャディーピカーMahābhāṣyadīpikā)》がある。もし同名の詩人と同一人物であるとすれば,《恋愛百頌》《処世百頌》《離欲百頌》の三部作も彼の著作であるが,別人であるとする意見が有力である。

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世界大百科事典内のバルトリハリの言及

【スポータ】より

…そこで,文法学派のパタンジャリ(前2世紀)は,意味を伝達することばの本体としてスポータ(つぼみ)なるものを想定し,それが音声によって開顕されるとした。この説を受けて,バルトリハリ(5世紀後半)は,スポータは常住不変であるとした。彼は,ことばの本体であるこのスポータは,世界の根本原因,真実在であるブラフマンにほかならないとした。…

【文法学派】より

…また彼は,意味を伝達するものとしての語の本体をスポータ(語のつぼみ)であるとし,消滅する音声(ナーダ)と完全に区別した。この説は後に5世紀後半のバルトリハリによって形而上学的に展開され,〈スポータ説〉として確立された。またバルトリハリは,ベーダーンタ学派の説を取り入れ,語の本体が実はブラフマンにほかならないとする独特の〈語ブラフマン論〉を主張した。…

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