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バーナード星 バーナードせいBarnard's star

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バーナード星
バーナードせい
Barnard's star

へびつかい座にあり,太陽から 5.9光年にある最近星の一つ。 1916年にアメリカの天文学者 E.バーナードにより発見された。光度 9.5等,スペクトル型は M5の低温 (表面温度約 2700℃) 赤色の主系列星で,質量は太陽の約 0.15倍。固有運動全天恒星中最大で1年間に 10.3″,すなわち約 180年間で地球から見た月の直径に等しい角距離を動く。 63年に固有運動のふらつきから,質量が木星の約 1.5倍,公転周期 25年の目に見えない伴星をもつことが確認され,太陽系以外で見つかった最小の惑星と考えられている。

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デジタル大辞泉の解説

バーナード‐せい【バーナード星】

蛇遣い座にある、固有運動が全天で一番大きい恒星。実視等級9.5等。距離は5.9光年。代表的な高速度星の一つとして知られ、毎年10.3秒移動する。1916年に米国の天文学者エドワード=バーナードが発見。

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百科事典マイペディアの解説

バーナード星【バーナードせい】

へびつかい座にある9.5等の恒星。1916年E.E.バーナード〔1857-1923〕が発見。固有運動が恒星中最大で,1年に10″.31。距離5.9光年。
→関連項目固有運動バーナード

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世界大百科事典 第2版の解説

バーナードせい【バーナード星 Barnard’s star】

へびつかい座にあるBD+4゜3561という星。E.E.バーナードが1916年に,最大の固有運動(1年につき10.″31)をもつ星であることを発見した。現在までこの記録は破られていない。視差も0.″552と大きく,距離5.9光年に相当し第3位の近距離星である。明るさは9.5等,スペクトル型はM5V,空間速度は毎秒140km,ふつうのM型星の速度(20~40km/s)に比べてきわめて速い。このことから,銀河系の歴史の初期に生まれた,いわゆる第2種族の星であろうと考えられている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バーナード星
ばーなーどせい
Barnard's star

へびつかい座にある実視等級9.5等の赤色の星。ケンタウルス座α(アルファ)星の4.4光年に次いで2番目に近い恒星で、距離は5.9光年。天球上の位置は、2000年分点の座標で、赤経17時58分、赤緯プラス4度42分である。すべての星は太陽系に対してそれぞれ空間運動しているので、太陽系から観察すると、個々の星の見える方向は天球上できわめてわずかに変化していく。これを固有運動という。バーナード星は固有運動が1年間あたり角度で10.31秒にも及び、全天の恒星中最大であることで有名である。1916年にE・E・バーナードにより発見されたのでこの名がある。スペクトル型はM4の主系列星で、表面温度は約3300K。質量は太陽の約0.17倍、半径は約0.15倍と推定されている。視線速度も大きく、毎秒108キロメートルで太陽系に近づきつつあり、固有運動の成分も含めると、太陽系に対する空間速度は毎秒140キロメートルとなる。計算によると、およそ1万年後には、距離が約3.9光年まで接近して、天球上の位置も現在よりも北に約51度も移動する。そのとき、実視等級は現在より1等ほど明るくなり、固有運動も1年間あたり25秒程度まで大きくなる。かつて、この星の固有運動が蛇行しているとの観測報告から不可視伴星が存在するらしいと予想されたが、現在では疑問視されている。[岡崎 彰]

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世界大百科事典内のバーナード星の言及

【恒星】より

…固有運動の大きな星は例外なく近距離星である。表4にあるバーナード星は最大の固有運動をもった星として知られ,1年に10.″31北へ移動する。視差と固有運動から星と太陽の相対運動のうち視線に垂直な成分がわかる。…

※「バーナード星」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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