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パンク パンク punk

翻訳|punk

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

パンク
パンク
punk

1970年代なかば,イギリスを中心に登場したロック音楽の一種。商業主義に走り,社会的なメッセージ性が希薄になった従来のロックに対して,社会に対する不満や怒りを過激に表現するロックで,広義にはその運動,ファッションなどを含めていう。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

パンク

1970年代、ロンドンの若者や失業者などが熱狂的に支持した、ロックと破壊的なストリートファッションのスタイルパンクロックの流行と共に、反骨精神の象徴として世界的に広がった。鋲打ちの革ジャンパーやベルトチェーン飾り、また、派手なヘアカラーや歌舞伎を模倣した隈取りメークなどが特徴的。

(上間常正 朝日新聞記者 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

パンク(punk)

《くだらないもの、不良などの意》
パンクロック」に同じ。
伝統を無視し、奇妙な服装や行動で体制に反抗する若者。

パンク

[名](スル)punctureから》
タイヤのチューブに穴があいて空気が抜けること。「後輪がパンクする」
膨らみすぎてはちきれること。「腹がパンクしそうなほど食う」
度が過ぎて、正常に機能しなくなること。「教育費がかさんで家計がパンクする」

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百科事典マイペディアの解説

パンク

1970年代中頃に生まれた若者の風俗現像。発祥は英国で,髪を染める,逆立てる一部分あるいは全体を剃る,ぼろぼろの服を着る,耳や鼻孔,口などに穴をあけ安全ピンを刺す,露骨で卑猥な言葉を吐くなどが特徴。
→関連項目ニュー・ウェーブブロディヘビーメタルロック

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大辞林 第三版の解説

パンク

( 名 ) スル 〔puncture〕
自動車・自転車などのタイヤやチューブが破れ、空気が抜けること。 「タイヤが-する」
内部がふくらみすぎて破裂すること。 「風船が-する」 「お腹が-しそうだ」
本来の能力を超えたためにその機能が失われること。 「空港は-状態だ」

パンク【punk】

〔「不良・ちんぴら」の意〕
1970年代中頃、体制化したロック音楽の批判として、ロンドンにはじまった音楽。社会通念や道徳に対する攻撃的な姿勢、やり場のない怒りを表現する。また、髪を原色に染めたりする奇抜なファッションなどもいう。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

パンク
ぱんく
punk

1970年代中期から後期にかけてアメリカで発生、後にイギリスを経て世界中へと波及した、ロック・ミュージックの脱構築運動。
 70年代初期のニューヨークでは、CBGBやマクシズ・カンザス・シティといったアンダーグラウンドなライブハウスに若いロック・ミュージシャンが集まり、そのなかからパティ・スミス、テレビジョン、リチャード・ヘル&ボイドイズ、ラモーンズなどのグループが出現する。彼らの採用した音楽スタイルはさまざまであったが、いずれも形骸化した主流のロック・ミュージックと一線を画し、簡素ながらも荒々しいエネルギーをぶつけるものであった。これらのグループとその活動を指してニューヨーク・パンクと呼ぶ。
 当時ニューヨークに滞在しニューヨーク・パンクを目撃したイギリス人、マルコム・マクラーレンは、自身のもくろむネオ・ダダ的な文化活動をこのムーブメントによって実現することを狙って、ロンドンにあった自身のブティック「セックス」にたむろしていた若者4人を集め、セックス・ピストルズをデビューさせる。セックス・ピストルズはボーカルのジョニー・ロットンJohnny Rotten(1956― 、本名ジョン・ライドン John Lydon)の扇情的な歌唱と、ベースのシド・ビシャスSid Vicious(1957―79)の破壊的な言動で一躍注目され、パンク・ロックはイギリスのロックの新たな波となった。
 同時期にデビューしたクラッシュ、ダムドとセックス・ピストルズを称して三大パンク・バンドと呼ぶが、他にも60年代ロックの伝統に依拠したジャム、オイ(右翼的なイデオロギーを持つパンク・ロック)の代表的バンド、シャム69など、この時期多くのパンク・グループがイギリスのロック・シーンをにぎわした。これらイギリスのパンク・グループの多くはロンドンを中心に活動しており、これをニューヨーク・パンクに対してロンドン・パンクと呼ぶ。
 ロンドン・パンクの象徴的グループであったセックス・ピストルズは78年のアメリカ・ツアー中に解散し、その直後ビシャスはガールフレンドを殺害した後ドラッグの過剰摂取により破滅的な死を遂げた。このころからパンク・ロックは下火になり、パンクの影響はその後二つの流れに分岐することになる。パンクの宣言したロックの脱構築運動をより主流のポップ・ミュージックの領域で押し広げるニュー・ウェーブと、パンク・ロックの破壊的なサウンドをより徹底させるハードコア・パンクの二つである。
 ハードコア・パンクは80年代初頭、ディスチャージやG.B.H.、エクスプロイテッドといったイギリスのグループによって開始されたが、後にその中心はアメリカのアンダーグラウンド・ロック・シーンに移り、ロサンゼルスのブラック・フラッグやミネアポリスのハスカー・ドゥ、ワシントンDCのマイナー・スレットなどのグループの活動を経て、90年代に浮上するグランジやメロ・コア(メロディック・ハードコアの略称。メロディックなボーカルがのるパンク・ロックの一つ)などの新たな派生的ジャンルを準備することとなった。[増田 聡]
『ディック・ヘブディジ著、山口淑子訳『サブカルチャー――スタイルの意味するもの』(1986・未来社) ▽水上はるこ著『さよなら ホテル・カリフォルニア』(1987・シンコー・ミュージック) ▽ジョン・サベージ著、水上はるこ訳『イングランズ・ドリーミング――セックス・ピストルズとパンク・ロック』(1995・シンコー・ミュージック)』

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