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ヒクソス ヒクソス Hyksos

翻訳|Hyksos

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヒクソス
ヒクソス
Hyksos

前 18世紀頃東方からエジプトに侵入した異民族の名。セム系のアモリ人を中心としたいくつかの民族の混合民族と思われる。前 1720年頃最初の外国人王朝としてエジプトに君臨,古代エジプト第 15,16王朝を形成し,ナイルデルタ東北部のアバリスに都をおき,中部エジプトまでを支配した。

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デジタル大辞泉の解説

ヒクソス(Hyksos)

アジアシリア地方にいたセム系種族を中心とする遊牧民族。前1730年ごろにエジプトに侵入し、王朝を開き支配したが、前1580年ごろ第18王朝に滅ぼされた。

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百科事典マイペディアの解説

ヒクソス

前18世紀末エジプトに侵入,約1世紀間同地を支配した異民族とその王朝(第15,16王朝)の称。ギリシア語で正しくはヒュクソスといい,〈外国の王〉の意。馬と戦車を導入,アバリスを首都とし主としてナイル・デルタを支配。
→関連項目エジプト(地域)

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世界大百科事典 第2版の解説

ヒクソス【Hyksōs】

前2千年紀中葉にエジプトを支配した異民族とその王朝(第15および第16王朝)を指す名称。前3世紀ギリシア語で《エジプト史》を記したマネトンの用語で,古代エジプト語ヘカウ・カスウェトheqau‐khaswet(〈異国の支配者〉の意)より転訛したもの。ヒュクソスともいう。第2中間期のエジプト国内の混乱に乗じて支配権を確立,東デルタのアバリスAvarisを王都として第15王朝(前1650ころ‐前1542ころ)を開く(大ヒクソス)。

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大辞林 第三版の解説

ヒクソス【Hyksos】

古代オリエントの遊牧民族。セム人・フルリ人などの混成民族といわれる。馬と戦車でシリアからエジプトに侵入し、紀元前1730年頃から百数十年余りエジプトを支配したが、第一八王朝により放逐された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヒクソス
ひくそす
Hyksos

古代エジプトの第15、16王朝を形成したアジア人。紀元前3世紀のエジプトの史家マネトーはヒクソスについて最初に記述した人で、ヒクソスの意味は「牧人王」であるとした。今日では「異邦人の君侯」の意とされている。マネトーはまた「ヒクソスは一戦も交えずしてエジプトを征服した」としてヒクソスの侵略の激しさを述べたが、今日では、中王国時代以降エジプトに入国したパレスチナの住民が徐々に下エジプトに増え、それが中王国以後の混乱時に勢力を伸ばしエジプト王権を握った、と解されている。彼らはウマと戦車と築城術をエジプトにもたらし、デルタ地帯の古い町アバリス(おそらく今日のタニス)を復興して王都とし、エジプトの神セトをパレスチナのバアル神と同一視して崇拝し、エジプト支配の最初の外来人王朝として約150年にわたって統治した。強力な王はキヤン王と3人のアポピ王で、オリエント各地との交易を発達させた。[酒井傳六]

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世界大百科事典内のヒクソスの言及

【エジプト】より

…しかし前半は官僚機構が有効に働いたため社会の混乱は少なかった。デルタ東部国境の防備が手薄となったのに乗じてヒクソスとよばれる異民族がアジアより侵入,デルタ東部を中心に定着し,傭兵として実力を蓄えたのち,前1650年ころクーデタにより新王朝を開く(第15王朝)。前2千年紀前半の西アジアはインド・ヨーロッパ語系諸民族の移動を契機とする民族大移動期にあたり,小アジアのヒッタイト,ユーフラテス上流のミタンニ,バビロニアのカッシートなどインド・ヨーロッパ語系民族を支配者とする国家が建国された。…

【車】より


【車両の歴史】

[ヨーロッパ]
 古代で車が目覚ましく活躍したのは,戦車である。最も注目すべき事件は,前1700年ころ,ヒクソスが馬の引っぱる戦車に乗ってエジプトに進入し,エジプトを100年あまり支配したことである。今日,最古の戦車の形を残しているのは,エジプトの前15世紀の浮彫である。…

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