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ヒメネス ヒメネスJiménez, Juan Ramón

6件 の用語解説(ヒメネスの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヒメネス
ヒメネス
Jiménez, Juan Ramón

[生]1881.12.24. モゲール
[没]1958.5.29. サンフアン
スペインの詩人。 1956年ノーベル文学賞受賞。日本では散文詩『プラテロと私』 Platero y yo (1917) の作者として知られる。象徴派や近代派の影響のもとに,色彩と音楽性の豊かな詩人として出発,『新婚詩人の日記』 Diario de un poeta recién casado (17) 以後は,『永遠』 Eternidades (18) や『石と空』 Piedra y cielo (19) などの詩集で,透明な言語の結晶ともいうべき「純粋詩」に向った。

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デジタル大辞泉の解説

ヒメネス(Juan Ramón Jiménez)

[1881~1958]スペインの詩人。音楽性・色彩感に満ちた叙情詩から出発。のち、装飾性を排した純粋詩を追求した。1956年ノーベル文学賞受賞。代表作「プラテーロと私(わたし)」。

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百科事典マイペディアの解説

ヒメネス

スペインの詩人。アンダルシアの生れ。〈人間であるより前にまず詩人であった〉といわれるほど,その生が詩に直結していた彼は,ダリオを中心とする〈モデルニスモ〉の影響下に詩作を始めた。
→関連項目カステルヌオーボ・テデスコ

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世界大百科事典 第2版の解説

ヒメネス【Juan Ramón Jiménez】

1881‐1958
スペインの詩人。アンダルシアのモゲールに生まれる。19歳のときマドリードに出て,R.ダリオバリェ・インクランなどの近代派詩人の知遇を得る。《睡蓮》(1900),《哀調のアリア》(1903)などの詩集は彼らとの友情の産物であり,すぐれた音楽性と豊かな色彩感にあふれ,そのうえにアンダルシア人特有の熱っぽい感情が付加されている。1917年に発表した散文詩《プラテーロと私》は各国語に訳され,彼の文名を世界的なものとした。

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大辞林 第三版の解説

ヒメネス【Juan Ramón Jiménez】

1881~1958) スペインの詩人。初期のモデルニスモ的性格から、のちには簡潔な表現で事物の本質を突くようになった。詩集「石と空」、故郷アンダルシアを舞台にした散文詩「プラテーロと私」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヒメネス
ひめねす
Juan Ramn Jimnez
(1881―1958)

スペインの詩人。アンダルシア地方のモゲールに生まれる。19歳のとき学業を捨てマドリードに出る。1900年の『すみれの心』、それに続く『哀調のアリア』(1903)などの一連の作品は、ロマン主義的な沈潜した叙情と近代主義(モダニズム)の音楽と色彩に満ちている。10年前後の『孤独のひびき』などの感覚的で同時に内密的な詩風は、16年の生涯の伴侶(はんりょ)セノビアとの結婚、その後のアメリカ旅行で一変する。『新婚詩人の日記』(1917)はその結晶である。いっさいの装飾を捨てた裸の詩、しかも内省的、知的な詩を標榜(ひょうぼう)、『石と空』(1919)はその延長上にある。この詩的探求の道程は『すべての季節』(1936)、『内奥の獣』(1949)と進むにつれ完成の域に達する。詩人の意識は自然と神秘的な融合を遂げ、唯一の表現、詩人のいう神を得る。39年、内乱を避けてアメリカ、プエルト・リコに住む。56年ノーベル文学賞受賞。散文詩の珠玉の作品『プラテーロと私(わたし)』(1917)がある。[有本紀明]
『荒井正道訳『石と空』(『世界名詩集大成14 南欧・南米』所収・1962・平凡社)』

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世界大百科事典内のヒメネスの言及

【スペイン文学】より

… 19世紀後半のリアリズムの時代になると,主として社会的テーマを身近なもの,地方的なものに即して描く,風俗描写的な〈郷土小説〉が数々の佳作を生むことになる。このジャンルの嚆矢となったフェルナン・カバリェロFernán Caballero(1796‐1877)の《かもめ》,P.A.deアラルコンの《三角帽子》,そしてアンダルシアを舞台に,恋と宗教的使命の板ばさみとなった神学生の心の葛藤を描いたJ.バレーラの《ペピータ・ヒメネス》などである。この傾向に属するものの,はるかにスケールが大きく,セルバンテスに次ぐ小説家と見なされているのがB.ペレス・ガルドスである。…

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