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ビエンホア Bien Hoa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ビエンホア
Bien Hoa

ベトナム南部,ドンナイ省の省都。ホーチミン市の北東約 30kmにあり,ドンナイ川にのぞむ。コーチシナの古都の一つで,17~18世紀前半には中国系住民の活動により商業中心地として発展。 1861年フランス軍が占領。 1959年以降,当時の南ベトナム政府により外資系の工場誘致がはかられ,現在ベトナム南部最大の工業地区が形成されている。煉瓦・タイル製造,製陶などの在来工業のほか,鉄鋼,金属製品,冷凍設備,オートバイ,製紙,繊維,ラジオ・テレビ組立てなどの工業が立地する。ベトナム戦争中はアメリカ合衆国空軍の大規模な基地がおかれていた。ホーチミン市と鉄道,道路で連絡。人口約 20万。

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デジタル大辞泉の解説

ビエンホア(Bienhoa)

ベトナム南部、ドンナイ省の都市。同省の省都。ホーチミンの北東約30キロメートル、コーチシナ平野東縁を流れるドンナイ川沿いに位置する。17世紀に開拓され、18世紀に華僑が集まり、商業の中心地として発展。米、ゴム、タバコ、果物の栽培が盛ん。ベトナム戦争時に米軍最大の基地が置かれた。

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世界大百科事典 第2版の解説

ビエンホア【Bien Hoa】

ベトナム南部,ホー・チ・ミン市の北東30kmにある都市。人口27万4000(1989)。コーチシナ平野の東限で,アンナン山脈南部から流下するドンナイ川に臨む。ドンナイ省の省都。17世紀中ごろベトナム人の南下に伴い建設された新しい開拓地で,18世紀には華僑が集まり,コーチシナの商業の一中心となった。1861年フランス軍に占領された。付近農村の米,ゴム,ヤシ油,木材,果実などの集散地であり,この辺から東方の丘陵地にかけてはゴム園が広がる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ビエンホア
びえんほあ
Bienhoa

ベトナム南部、ドンナイ省の省都。ホー・チ・ミン市の北北東約30キロメートル、ドンナイ川左岸に位置する。人口37万4800(2003推計)。ベトナム戦争ではアメリカ軍最大の基地となり、ホー・チ・ミン市との間に幅の広い道路が建設された。17世紀中期に開かれた開拓地で、その後華僑(かきょう)が集まり、コーチシナの商業の一中心地となった。1861年にはフランスにより占領された。付近ではタバコ、コーヒー、ゴム、果実などが栽培され、家内工業や各種の工業も発達している。美術関係の学校もあり、文教の中心地ともなっている。[菊池一雅]

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