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ビオラ・ダモーレ ビオラダモーレ

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百科事典マイペディアの解説

ビオラ・ダモーレ

擦弦(さつげん)楽器(弦楽器)。〈愛のビオルビオラ)〉の意で,その誕生は17世紀とされる。ビオラ・ダ・ガンバに似た形態だが指板にフレットはなく,バイオリン同様左肩で支えて演奏される。
→関連項目カペー弦楽四重奏団

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ビオラ・ダモーレ
びおらだもーれ
viola d'amoreイタリア語

リュート属擦弦楽器。語義は「愛のビオラ」。17世紀末から18世紀にかけて、独特の甘い音色によって人気があった。胴の長さは今日のビオラとほぼ同じ、胴の構造は狭義のビオール族とまったく同じであるが、棹(さお)にフレットがなく、7本の弦と14本の共鳴弦をもつため糸蔵(いとぐら)は湾曲して長く伸びている。ビオラのように肩に当てて弾く。各弦は曲により種々に調弦されるが、通常はD5-A4-F#4-D4-A3-F#3-D3。共鳴弦は金属製で、駒(こま)の下部の小孔から指板の下を通して張られ、上の弦と同音またはオクターブ上にあわせて調弦される。この楽器のための作品は、ビバルディ、テレマン、シュターミッツの協奏曲をはじめ、J・S・バッハの宗教曲、ルストFriedrich W. Rust(1739―96)のソナタ、ホフマイスターFranz A. Hoffmeister(1754―1812)の四重奏曲などがある。18世紀後半からほとんど使われなくなったが、20世紀に入ってヒンデミットやF・マルタンらがふたたびこの楽器のために作曲をしている。[横原千史]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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