ファブリキウス(英語表記)Fabricius ab Aquapendente, Hieronymus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「ファブリキウス」の解説

ファブリキウス
Fabricius ab Aquapendente, Hieronymus

[生]1537.5.20. アクァペンデンテ
[没]1619.5.21. パドバ
イタリアの解剖学者。イタリア名ジェロニモ・ファブリチオ Geronimo (Gilolamo) Fabrizio (Fabrici)。外科医で近代発生学の先覚者。パドバ大学に学び,師の G.ファロピウスの跡を継いで 1562年に教授。発生学を初めて比較解剖学の立場から研究。咽頭が発声器官であることや,瞳孔が光によって大きさを変えることなど,いくつかの新事実を発見しているが,特に静脈に弁があり,心臓に向かう血液の逆流を防いでいることを発見し,弟子 W.ハーベイの血液循環論の創造に影響を与えた。

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精選版 日本国語大辞典「ファブリキウス」の解説

ファブリキウス

(Hieronymus Fabricius ヒエロニムス━) イタリアの解剖学者。パドバ大学解剖学教授。一六〇三年静脈弁を発見。比較発生学の研究を行ない、外科診療の発達に貢献した。(一五三七‐一六一九

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