ファンデルワールス

化学辞典 第2版「ファンデルワールス」の解説

ファンデルワールス
ファンデルワールス
van der Waals, Johannes Diderik

オランダ物理学者.初等・中等学校の教師を務めながらレイデン(ライデン)大学で物理学を学んだ.1877年アムステルダム大学教授となり1907年退官.1873年“気体および液体の連続性について”と題する学位論文で,かれの名にちなんでファンデルワールス力とよばれている分子間にはたらく引力と分子の体積を考慮したファンデルワールスの状態式を提唱し,T. Andrewsによって見いだされた臨界現象を説明することができた.1880年には対応気体の原理を発表し,臨界圧臨界温度臨界体積尺度とした気体の種類によらない一般的な状態方程式を表し,永久気体とよばれた気体の液化指針を示した.表面張力毛管現象の熱力学的理論にも寄与した.液体および気体の物理学的状態に関する研究で,1910年ノーベル物理学賞を受賞した.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

精選版 日本国語大辞典「ファンデルワールス」の解説

ファン‐デル‐ワールス

(Johannes Diderik van der Waals ヨハネス=ディデリク━) オランダの物理学者。気体についての状態方程式によって臨界現象を説明した。また、複合体の法則や分子間引力(ファンデルワールス力)の発見、毛管現象の熱力学的研究などを行なった。一九一〇年ノーベル物理学賞受賞。(一八三七‐一九二三

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デジタル大辞泉「ファンデルワールス」の解説

ファン‐デル‐ワールス(Johannes Diderik van der Waals)

[1837~1923]オランダの物理学者。物質の状態変化などを研究し、気体および液体についての状態方程式を発表、気体分子間に引力が働くことを解明した。1910年ノーベル物理学賞受賞。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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