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フリーター フリーター

7件 の用語解説(フリーターの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フリーター
フリーター

働く意志はあるが正社員ではなく,アルバイトパートタイマーとして就業しているか,就業しようとしている者。フリーアルバイターを合わせた和製語。1980年代後半,好景気による急激な求人増で従来より自由な就業形態が可能になり,一時的な就業と離職を繰り返しながら趣味などにうちこむ人々がフリーターと呼ばれ注目を集めた。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

フリーター

フリーアルバイターの略称といわれる和製造語だが、職業とも生き方ともいえない不透明な名称。情報不足、期待と現実のギャップなどフリーターとなる背景も多岐にわたっている。一般には高校や大学卒業後、臨時のアルバイトなどで収入を得ている若者を指している。一度フリーターになると、なかなか脱却が困難なこともあって、今後、10〜20歳代だけでなく30〜40歳代の中高年フリーターが増加することも懸念されている。進学や定職に就くことに積極的な意味を見いだせない若者の増加は、雇用の将来、そして教育現場にも重大な課題を突きつけている。厚生年金などの適用外で働く者も多く、老後保障も憂慮されている。教育現場における能力開発、適切な進路指導、募集時期の分散、雇用職業情報・相談サービスの充実など多面的な対策が必要である。具体的な取り組みとして、多くの都道府県で、情報収集から適職診断、研修、職場体験・紹介まで、必要とされる就職促進サービスを1カ所で受けられるジョブカフェが設けられている。総務省統計局「労働力調査」の定義に基づく統計上のフリーターの数は、2003年には217万人まで増加したが、その後減少傾向をたどり06年では推計187万人近いとみられる(「平成19年版労働経済白書」)。

(桑原靖夫 獨協大学名誉教授 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

フリーター

総務省統計局の調査では、05年のフリーターは201万人。若年無業者は95年は45万人だったが、05年は64万人。内閣府の意識調査によれば、フリーターが正社員にならない理由は「条件にこだわっていないが正規の職がない」が17・1%、「近くに正規の職がない」が14・6%。「勤務時間などが自分の都合に合わない」とした人は18・5%。望んでフリーターを選んだ人は少ないことがうかがえる。

(2007-06-14 朝日新聞 夕刊 2社会)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

フリーター

《〈和〉free+Arbeiter〈ドイツ〉から》定職につかず、アルバイトなどで生活費を得ている人。フリーアルバイター。→ニート
[補説]内閣府厚生労働省は、それぞれ次のように定義している。
[内閣府]15~34歳までの学生と主婦を除く若者のうち、正社員以外で働く人と、働く意志はあるが無職の人。
厚生労働省]15~34歳までの学生や結婚している女性を除く若者のうち、パート・アルバイトの仕事をしているか、パート・アルバイトを希望している無職の人。

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百科事典マイペディアの解説

フリーター

和製英語フリー・アルバイターの略称。正社員ではなく短期のアルバイトなどで働く者をいう。フリーターの6割は女性,年齢層は20歳代前半層までが中心で,〈モラトリアム型〉〈夢追求型〉〈やむを得ず型〉の3類型に大別される(日本労働研究機構調査による)。
→関連項目ニート

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大辞林 第三版の解説

フリーター

free+ドイツ Arbeiter〕
定職に就かず、アルバイトで生計を立てる人。フリー-アルバイター。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フリーター
ふりーたー

国民生活白書(平成15年版)』では、「15~34歳の若年(ただし、学生と主婦除く)のうち、パート・アルバイト(派遣等を含む)及び働く意志のある無職の人」と定義している。「フリーfree(英語。「自由な」の意)+アルバイターArbeiter(ドイツ語。「労働者」の意)」を省略した和製英語である。
 前出の『国民生活白書』によれば、1990年に183万人であったフリーター人口は、1995年の246万人、1998年の323万人を経て、2001年には417万人に達した。フリーター比率(15歳から34歳までの若年人口の中で、フリーターの割合)も、1990年の10.4%、1995年の12.9%、1998年16.4%を経て、2001年に21.2%を占めるにいたった。
 一般的に、青年は定職について就労に励むことが一人前になるための道とされてきた。それだけに、パートなどであちこちの仕事を渡り歩くフリーターは、半人前の生き方とみなされがちであった。しかし、1980年代後半ころから、好景気であったにもかかわらず、若者の間にフリーターとしての生き方を積極的にとらえようとする傾向が強まった。自分なりの生活目標をもち、それを達成するまで、生活費を稼ぐ手段としてパートタイムなどの就労形態を利用する。あるいは、自分の価値を大事にして、安易に企業に妥協せず、企業に拘束されない自由な姿勢を貫くフリーターこそが誠実な生き方だという主張も登場した。
 しかし、1990年代からの不況が長引き、企業を取り巻く環境が厳しさを増し、正規社員の新規雇用を控える企業が増加しているいま、新規学卒者のなかには希望する職種につくことができず、結果としてフリーターの形で時を待っている若者も増えている。現在のフリーターのなかには、フリーターの価値を積極的に認めてというより、正社員になれずに、やむなくフリーターの状態でいる者が少なくない。
 また、終身雇用を前提とした年功序列型の就労形態が崩れつつある現在では、正社員が準フリーター的な立場になる可能性もある。不安定な社会情勢のなかでは、企業に安住することなく、自分を磨き、よりよいチャンスを求めるという、よい意味でのフリーター的な姿勢が、これからの社会人に求められるように思われる。[深谷昌志]
『『平成15年版 国民生活白書 デフレと生活――若年フリーターの現在』(2003・内閣府) ▽小杉礼子著『フリーターという生き方』(2003・勁草書房)』

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